記事「船戸与一」 の 検索結果 106 件
-
満州国演義の序から新・雨月へ満州国演義は慶應4年8月(旧暦)下旬の会津城下の場面から始まる。 このくだり自体は短く、満州国演義の第9巻でなぜ会津城下の場面から始まったのか秘密が明かされる。筆者は新・雨月を読む前に序を読んだ..
-
第九巻 残夢の骸まとめ(改訂)満州国演義9a.pdf 【取り扱う期間】1944年6月30日~1946年5月上旬 【概略】 すべての戦いで負け続けるかのような、陰鬱な巻である。東條英機の退陣により好転するかと思われた意思..
-
第八巻 南冥の雫まとめ(改訂)満州国演義8a.pdf 【取り扱う期間】1942年4月18日~1944年6月16日 【概略】 第8巻は第7巻の2か月後から始まる。この巻ではミッドウェー海戦後の苦境とインパール作戦を中心に..
-
原爆投下なき世界という歴史のIF満州国演義で船戸与一氏に突きつけられた大きな問いがあるのではないかと思っている。 それは、「もしアメリカの原爆の開発が間に合わず、もしルーズベルトが存命だったら、大日本帝国はどうなっていたのだろ..
-
四郎はどのように移り住んだか?四郎の足跡を見れば一目瞭然であるが、次郎、三郎に比べて行動範囲が狭いことが特徴である。その影響でプロット数も2人に比べるとやや少なく、102か所に留まっている。 四郎はあちこちを絶え間なくブラつ..
-
次郎はいつ満州を去ったのか?緑林の徒を率いて満州を駆け回っていた次郎は、満州国演義の物語を推進する大きな原動力であった。しかし、柳絮のごとく生きた次郎も時代の波に飲み込まれ、物語の進行とともに国家との関わりを強制されるようにな..
-
第四巻 炎の回廊まとめ(改訂)第四巻以降は大幅改訂ではないが、同様に改訂として再公開とする。 満州国演義4a.pdf 【取り扱う期間】1934年3月4日~1936年3月末 【概略】 第四巻は前巻の終章から約半年の空白..
-
政府首脳の年表政府首脳年表.pdf 満州国演義には政府首脳の交代などがときどき描かれているが、いつ誰がどの大臣を務めていたのかわかりづらいし、網羅性に欠けている。そこで首相、陸海三長官、外務大臣、関東軍司令官を..
-
参謀本部、軍令部、大本営陸軍部・海軍部満州国演義の中で頻繁に出てくるにも関わらず全体像が示されず、何となくの理解になっているのが参謀本部、軍令部、大本営などである。ここではまとめてそれらの関係を整理してみよう。 陸軍と海軍にはそ..
-
軍編成について今回は軍の編成について解説する。編成は相対的なものであり、特に軍以上の上位概念は必要に応じて設定されるので、あらかじめ固定的な軍編成があるわけではない。また、満州国演義では海軍はあまり出番が多くない..
-
軍人の階級について船戸与一氏が言及しているように、昭和史は帝国陸軍史でもある。そして、多くの人は筆者同様に陸軍に関する知識は基礎的なものすらおぼつかないのではないか。 満州国演義を分析的に再読するにあたり、軍の基..
-
1巻の登場人物の結末が酷い件改めて読み直して振り返ってみると、第1巻の登場人物がやたらに死んでいることに気が付いた。主な登場人物がどうなったのか、振り返ってみようと思う。死ななかった、あるいは生死が確認できない人物のみ赤字にし..