記事「近代史」 の 検索結果 66 件
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「昭和史の教訓」 保阪正康 著昭和史について、多くの著作がある著者が、昭和史からの教訓として伝えておきたいことを書いた本である。特におかしな方向に傾斜していった昭和10年代を中心に書いている。ポイントは①政党政治が自己崩壊していく..
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「帝国陸軍の<改革と抵抗>」 星野 耐 著帝国陸軍には3つの改革があった。一つは明治中期の桂太郎の陸軍改革、もう一つは大正後半の宇垣一成の軍政改革、3つめは昭和初期の革新運動とそれに続く石原莞爾の参謀本部改革という。 本の中身は濃く、簡..
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「アメリカの罠に嵌まった太平洋戦争」 鈴木荘一 著日本の近代史に関して、新鮮な視点を提供されている鈴木氏の近著である。前著『アメリカの「オレンジ計画」と大正天皇』(https://mirakudokuraku.seesaa.net/article/2..
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「徹底検証 日清・日露戦争」 半藤一利、秦郁彦、原剛、松本健一、戸高一成 著座談会形式で、標記のテーマについて論じたものを編集したものである。これを読むと、改めて司馬遼太郎の「坂の上の雲」の影響力の大きさが理解できる。それぞれに、この分野では一流の研究者だと思うが、「坂の上の..
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「日本人だけが知らない 世界から絶賛される日本人」 黄文雄 著著者は台湾の出身の方だ。これまで聞いたこともなく、認識を新たにする日本人が取り上げられていて、参考になる。 盲人ながら江戸時代の大学者で、『群書類従』と言う多くの古典を網羅した叢書を編纂した塙保己一..
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「「戦後」を点検する」保阪正康+半藤一利 著戦後史も、戦後70年になって厚みを増している。そこで、この本を読む。半藤氏は自身の著書の中で戦後を次のように区分したようだ。区分と、その時代の特徴、代表する政治家を書いている。 ①昭和20年~26年..
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「南京事件」 秦郁彦 著この前、「従軍慰安婦 朝日新聞VS文藝春秋」(https://mirakudokuraku.seesaa.net/article/201506article_11.html)を読んだから、終戦の日に先..
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「第一次世界大戦と日本」 井上寿一 著著者は日本では第一次世界大戦は注目されていないが、欧州では第一次世界大戦は大きな意味を持っていると書く。日本は第一次世界大戦前後の大正時代も影が薄い。しかし、大衆の社会格差、長期の経済停滞、政党政治シ..
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「外国人が見た日本の一世紀」 佐伯修 著20世紀(具体的には1900年~2000年)の101年間に、1年1人で計101人の外国人による日本についての言説を取り上げたものである。一人々の紹介が短く、印象には残りにくいが、面白いところもあった。..
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「官僚亡国」 保阪正康 著昭和史に詳しい保阪正康氏が、いくつかの雑誌に発表してきた軍部官僚制の弊害を論じた論をとりまとめた本である。ただ、それだけでなく、第2部として「皇太子と秋篠宮」として天皇論について言及した論もまとめてい..
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「山本周五郎 戦中日記」 山本周五郎 著山本周五郎の日記は11冊あり、現在は「青べか日記」などとして一部が刊行されている。この日記は山本周五郎の遺族の了解を得て、太平洋戦争開始の1941年12月8日から、終戦の年1945年の2月4日までの日..
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「「従軍慰安婦」朝日新聞VS文藝春秋」 文藝春秋編私の1年後輩の男に、この冬に会った時「去年、従軍慰安婦問題の誤報問題に呆れて、親の代から購読している朝日新聞を止めて毎日に替えました」という。「やっとわかったか」というのが私の感想だ。 この本は、こ..