記事「poem」 の 検索結果 515 件
-
ソプラノ色の風空に住んでいる ソプラノ色の風が 朝の始まりに舞い降りる 目覚めてまもない 君の枕のぬくもりに 今日一番の 朝の光が重なり合ってゆく 歌うように生きている 喜びの詩も 哀しみ..
-
夜に夜空がコンビニの重い扉を 片手で開いたら 薄暗い夜の空が見えた 近頃じゃ 上着なしで ここまでこれやしない 時折 吐く息が白く消えてゆく 何でもないことだけど 背中まで 夜が..
-
あしたみなぎるあなたが降る日遠くても明日は明日 道はどこまでも続いている 冷たい雨の降る日は もう一度 開きなれた傘を開いて 歩いていきたいけれど 今その手に 渡された一本の傘を開いて 今日も今日..
-
あたたかいものあつあつのうどんを こぞって食べるとき 決まってあの子の眼鏡が曇る そうなるたびに必ず その眼鏡に ワイパーつけたろかって 茶化す子がいてる ワイパーつけて食べれたら ほんまむ..
-
おかえりなさい高い空から やさしい笑顔が降りてきた 頭をなでられた 遠い日の思い出 いつもは手の届かない その人の背中の まあるい影に包まれた 夕日の高さよりも低く 腰をかがめて おな..
-
この風の音だけがする静けさをいつも思うよ 僕たちは思うよ この風の音だけがする静けさのことを 難しい言葉も 張り裂けそうな声も この広い空の距離にはかなわない いち、にい、さんで 飛び跳ねた友達の 足もと..
-
ゆめでないていたのはだあれないたらあかん なんでやねん まけたらあかん なんでやねん ねんねん ころころ ねんころり ゆめで ないていたのはだあれ まいにちが まいにちが なみだのがまんく..
-
愛の空に薄い色を重ねていけば だんだん 色が浮かんでくる 空もきっとそうかな だから あんなに青いのかな あなたのすきな水色と わたしの すきな水色を重ねたら 空に近い色になれる..
-
冬の支度いつ始まるかもしれない あしたの木枯らしに ホームセンターの売り場は ストーブを並べている 立ち止まる人の顔を 大きく映すストーブの銀色に 子供が笑って遊んでいる まだ分厚い..
-
小さな空ほんの少しだけ あなたの空が見えた ずっと閉ざされたままの あなたの朝を 震えるゆびで開いた日 ひとの心の片隅には 小鳥が住んでいるんだよ いつかどこかで開いた 童話のペー..
-
ぼくの好きな単線もう走れないかもしれない 何度もそう思った だけど今にも 終わりそうだった電車に おうどんのような温かい気持ちを 差し伸べてくれる人たちがいたんだよ ゆうるりと走っている銀色電車 ..
-
いつになったら雨はやむのだろう空から雨が降ってくる さっきからずっと降っている さしっぱなしの傘に その手もほんの少し疲れて 真昼の雨 電線には鳥の姿もなく 細い道をゆくのは自動車ばかり いつになったら雨..