記事「お言葉ですが」 の 検索結果 9 件
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高島俊男の金田一春彦評國語界で金田一春彦はビッグネームだ。頭から信じ込む信者が少なくないだろう。だがその通りなのか、一歩踏みとどまってもいいだろう。 「本が好き、悪口言うのはもっと好き」な高島先生から言わせると..
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むかし日本の学者がドイツへ行ったら、子どもが路上で哲学用語をしゃべって遊んでいるのでおどろき、尊敬の念を深くした…なに、子どもでも知っている言葉が哲学書にも出てくる、というだけのことなのだ。(『お言葉ですが』7) 本家、元祖、..
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かもじ、すもじ、しゃもじ、ゆもじ、おめもじ、ひもじい表記はいずれも女房言葉に淵源を持つ。すぐ分かるように「もじ=文字」が共通する。昔の人は言葉のことを「字」あるいは「文字」と言った。「■もじ」とは「■のつく言葉」だと高島先生は仰る(『お言葉ですが』7..
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「もってのほか」の由来思いもよらぬ程程度が甚だしい、常識や通念を越えた、とんでもないという意味で、もってのほかの不精者、もってのほかの大飯食い、などと使う「もってのほか」とは何ぞや。 平安時代に「以外」と書く語..
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過去はどう偽造されるか(『お言葉ですが』4)三本のコラム— ・江戸学博士大いに怒る ・タイムスリップ少年H ・過去はどう偽造されるか のうち前二本で高島先生は二人の考証家の著作、三田村鳶魚の『大衆文芸評判記』『時代小説評判..
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文庫版『お言葉ですが』の「あとからひとこと」が面白い高島俊男先生の『お言葉ですが』は週刊文春の連載、ほぼ一年分をまとめて単行本にし、それを文庫版にしたものだ。週刊誌の文章を読んだ読者の反応が文庫版では「あとからひとこと」として各篇末尾に添えられている..
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漢文や辞書は結構いい加減なもの(高島俊男説)発意は「ハツイ」か「ホツイ」かを皮切りに「発」なる漢字をどう読むか、高島俊男が「ハツホツ盛衰記」なる小文で論じた。この語の正しい読み、用法を尋ね古今の国語辞典を渉猟した感想が印象的だ。「つくづく辞書..
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漢文や辞書は結構いい加減なもの(高島俊男説)発意は「ハツイ」か「ホツイ」かを皮切りに「発」なる漢字をどう読むか、高島俊男が「ハツホツ盛衰記」なる小文で論じた。この語の正しい読み、用法を尋ね古今の国語辞典を渉猟した感想が印象的だ。「つくづく辞書..
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こんな漢字読めるかなあ漢字検定試験の猛者には朝飯前だろうが高島俊男著『お言葉ですが2』(文春文庫)から難読、読みを間違い易い漢字を幾つか拾っておく。読みと意味とを考えてみて欲しい(アンチョコ参照可)。 *拙し ..
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