記事「エッセイ集」 の 検索結果 60 件
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第三の新人たち阿川弘之『鮨』読了。 島尾敏雄、吉行淳之介、庄野潤三、遠藤周作、安岡正太郎、北杜夫……阿川弘之を残し、ほとんどみんな亡くなってしまった。この人ももう93歳。旧仮名遣い。一番読んでいるのは..
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失われた暮らし石牟礼道子『椿の海の記』読了。 おそらく、『苦海浄土』を読んでいない。にもかかわらず、水俣と言えばチッソだし、ユージン・スミスというイメージになってしまう。そして、この『椿の海の記』は、..
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往時のバイブル木本正治『香港の水』読了。 国際貿易促進協会の機関紙かなあ、昔の海外駐在員は必ず読めといわれた本だ、と書いてあったの。即図書館で予約して読んだが、確かに古い。ほとんどの海外駐在員たちが戦..
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怒ってるなあ金井恵美子『猫の一年』読了。 エッセイをまとめたものだけれども、まー、怒っている。以前も「怒り」を売りにした女流作家がいたけれど、それどころじゃない怒り方。共感できる点も多々あるので、爽..
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激動を生きて宮尾登美子『成城のとんかつやさん』読了。 エッセイ集。もう86歳でいらっしゃるのだなあ。 高知の大きな芸者の置屋のお嬢様で生まれ育ち、結婚離婚、戦争、大陸からの引き上げなどをすべて経..
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エッセイも面白い池上永一『やどかりとペットボトル』読了。 けっこう年下の作家だが、圧倒的な才能に唖然としてしまう。今回読んで、エッセイもしかり。ちゃんと面白いし、かなり若い頃に書かれてものも入っているが..
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またまた、読んだり観たり日本エッセイスト・クラブ編『'90年ベストエッセイ集 チェロと旅』読了。 このシリーズで一番感動したのは、多分最初に読んだ『耳袋』だと思う。今回は、玉石混淆な感じがちょっとした。単に趣味..
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読んだり観たり実用本からそうでないものからDVDからいろいろ。更新があくと、すぐにたまってしまうのです。 野村万之丞『いい加減 よい加減』読了。 新社長が愛読書に上げていたので……それほど面白..
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究極の……家田荘子『極道の妻たち』読了。 昔読んだ本を、資料として使うために再度借りたのが、結局資料としてはきちんと使えませんでした。が、悔しいからもういっぺん読んでみた。 避難を怖れずに言うと、究極..
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悔いなし宮本輝『月光の東』読了。 長編だが、またも「読んだかなあ」という不安。でも、この作家の作品は、面白いのであまり悔いなし。他人の立場から一人の人間のキャラクターを浮き彫りにしていくという手法は..
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生きのびるための事務書籍「生きのびるための事務」の紹介です。 生きのびるための事務 [ 坂口恭平 ] 楽天で購入 これは、現代社会での「事務作業」をテーマにしたエッセイ集や実用書として注目されています。 ..
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苦しくて切ないすべての人たちへ書籍「苦しくて切ないすべての人たちへ」の紹介です。 苦しくて切ないすべての人たちへ (新潮新書) [ 南 直哉 ] 楽天で購入 これは、南直哉さんによるエッセイ集で、読者から多くの感想が寄せ..