記事「中世」 の 検索結果 574 件
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★中世イギリスキャロル 「天使がひそかに Angelus ad virginem」中世イギリスのキャロルは、民衆の間に歌い継がれてきているもので英語が多いのであるが、この曲は、ラテン語でしかも内容が「受胎告知」というやや硬い歌詞が、素朴なクリスマスキャロルとして歌われる。 「男を..
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★ゴシック期の音楽 ペロティヌス、クルーチェ、ヴィトリ多声音楽の始まりは、アルプス以北のフランスといわれる。 ラテン語を外来語とするゲルマン民族がローマのグレゴリオ聖歌をネウマの記譜法によって固定しようとする試みが多声音楽を生み出してゆく..
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★スラヴ典礼音楽 「十字架挙栄祭」「四旬節と復活祭の聖歌」スラヴ典礼はビザンツ典礼の流れをくむギリシャ正教の典礼である(スラヴ諸国において独自の民族的色彩のもとに発展したビザンツ=スラヴ典礼)。 楽器を使用しない、独特の旋律をつなぎ合わせた旋法という特..
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★グレゴリオ聖歌(繰り返し聞きたくなる、歌いたくなる聖歌)プロテスタントのコラールのように繰り返し聞いたり謳いたくなる聖歌を挙げてみると下記のようになる ■すべての者の救い主なるキリストよChriste Redemptor omnium ■来たれ、..
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★グレゴリオ聖歌 リトムス「ベツレヘムに幼な子生まれぬ」、入祭唱「幼子われらに生まれ」「ベツレヘムに幼な子生まれぬPuer natus in Bethlehem」は、降誕祭の歌であるが,”古い時代のリズム(リトムス・アンティクウス)”と呼ばれるものに属する。 起源は中世の宗教劇にあり..
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★グレゴリオ聖歌 続唱「めでたし、世の望みなるマリアAve mundi spes Maria」続唱は、アレルヤ唱に続けて歌うものだが、5曲の続唱を除いて16世紀禁じられた。これも禁じられた方の一曲。 聖母マリアに捧げられた聖歌であり、作者は、続唱の作曲で著名なアダム(~1192)という修道士..
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★グレゴリオ聖歌 聖体賛歌「われは御身を敬虔にあがめ」Adoro te devote13世紀の聖人トマス・アクィナスによる聖体拝領の祈り「隠れたる神性よ」をテキストにした聖体賛歌。 「パンの形の中に真に在す隠れた神」の歌詞ではじまる。キリストの血(葡萄酒)と体(パン)..
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★グレゴリオ聖歌:賛歌<真実なる十字架 Crux Fidelis>聖金曜日はイエスが十字架に掛けられた受難の日。 この日の典礼「十字架の崇敬」で歌われる賛歌の一つ。曲も美しいが、何度も繰り返される次の歌詞がよい。 「真実なる十字架、全てにまさる。唯一の尊い木、そ..
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★グレゴリオ聖歌:入祭唱<我らは NOS AUTEM>、昇階唱<キリストは我らのために>入祭唱<我らは NOS AUTEM>、昇階唱<キリストは我らのためにCHRISTUS FACTUS EST> 聖木曜日のミサに、最初に続けて歌われる入祭唱と昇階唱の2曲。 聖木曜日は「最後の..
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★グレゴリオ聖歌 セクエンティア「シオンよ汝の救い主を讃えよ」Lauda Sion全部で5曲あるセクエンティア(続唱)のうち、「過越のいけにえを」「怒りの日」「スタバトマーテル」は既に取り上げたが、残る2曲の「来たりたまえ聖霊」Veni Sancte Spiritus、「シオンよ..
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★グレゴリオ聖歌 セクエンツイア「ディエス・イレ(怒りの日)」Dies irae「ディエス・イレ(怒りの日)」は、レクイエム(死者のためのミサ)のセクエンツイア。 「ディエス・イレ(怒りの日)」とは、最後の審判の日のことであるが、ベルリオーズの幻想交響曲の5楽章「魔女の夜宴の夢..
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★グレゴリオ聖歌 続唱「過越のいけにえを」 Victimae paschali laudesこの曲は復活祭のときに歌われる有名な続唱。続唱というのはアレルヤのあとに続けて歌われる曲という意味であるが、現在、認められている続唱は5曲しかなく、これはそのひとつ。 イエスの復活後に弟子..