記事「作品」 の 検索結果 3245 件
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「弓の名人」昔々、弓の名人の若者が、旅をしていました。若者がある村へさしかかったとき、物陰でしくしく泣いている子どもを見つけました。若者は子どもに、なぜ泣いているのかと聞きました。子どもは言いました。 「この..
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「占い師」昔々、ある海辺の村に、占い師がおりました。占い師のところには、もう何日もお客が来ていませんでした。 ある日、この占い師のそばを、牛車を引いた若者が通りかかりました。若者は牛とともにゆるゆると歩い..
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「脂身の別荘」昔々あるところに、孔雀を連れて旅をしている旅人がいました。孔雀は美しい羽を広げて、行く先々で人々を楽しませていました。人々はそのお礼に、旅人に美味しい食べ物をたっぷりふるまいました。旅人は有難くその..
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おならばなし「カニの台所」昔々あるところに、カニが住んでおりました。カニの家の台所には、おいしい食べ物がたくさんありました。 あるとき、カニの家の前を、山羊を連れた山羊飼いが通りかかりました。カニは出かけていたので、..
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「不思議なお鍋の話」むかしむかし、ある町に、小さな料理屋がありました。料理屋には、腕のいいコックと、皿洗いの娘がはたらいていました。皿洗いの娘は、昼も夜もよく働きました。 小さな料理屋には、いつも、お客さんが何人も..
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「眠れなかったおかみさん」昔、旦那さんをなくしてひとりになってしまったおかみさんがいました。おかみさんは、あたらしい暮らしをしたいと思い旅に出ました。家もまばらにしかない田舎の道をあるいているとき、おなかがすいて、ふと見ると..
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おならばなし「みそいちろう」昔々ある村に、日本一おならのくさい男がいました。名前を、三十一郎(みそいちろう)といいました。 三十一郎がおならをするのは、一年に一度の大晦日だけでした。大晦日になると三十一郎は、おしりをお天道..
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「家に帰る椅子」昔々、ある春の日、お婆さんが家に向かって歩いていました。お婆さんは荷物を背負っていました。荷物はとても重かったので、お婆さんはすっかり疲れてしまいました。お婆さんは言いました。 「もうヘトヘトで一..
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「軽業師」第二稿昔々あるところに、とても身軽な男の子がいました。男の子は、世界一の軽業師になりたいと思っていました。だから、暇さえあれば、いつもピョンピョン、椅子を跳び越えたり、テーブルを跳び越えたり、家の屋根の上..
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「軽業師」第一稿昔々あるところに、ひとりの男の子がいました。男の子は誰よりも身軽でした。いつもピョンピョンと何かを跳び越えたり、屋根に登っては宙返りで跳び降りたりしていました。 他の子どもがまねをして、椅子や犬..
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「何でも入るカバンの話」昔々あるところに、子供がひとりおりました。子供はカバンを持っていました。そのカバンは、『何でも入るカバン』でした。 子供はカバンに、おやつを大事に入れていました。そしておなかがすいたので、おやつ..
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「蝶と若者」昔々ある町に、若者と両親が小さな家で仲良く暮らしておりました。 さて、この町には、たいへん大きなお屋敷がありました。このお屋敷の娘は大変な美人だという評判でした。そして、年頃になったこの美しい娘..