記事「古事記」 の 検索結果 755 件
-
『古事記』ノート(10) 天之御中主ふたたび1年ほど中断していた、『古事記』ノートを再開したい。その間、ゼミは進行していた。 古代日本と古代朝鮮の関係が深いのは当たり前のはずだが、記紀ではかなりぼかしたり、わけのわからないものになったりし..
-
『古事記』ノート(9) 天の御柱と八尋殿 を見立てるイザナキ、イザナミ二神が、天降り、結婚したのは、どういう場所だろうか。 其嶋天降坐而。見立天之御柱。見立八尋殿。 これが『古事記』の原文。 まず、最初に成った島、おのごろ島に、「天の..
-
『古事記』ノート(8) おのごろ島生成しばらく中断していた『古事記』ノートを再開したい。 天の沼矛で、イザナキ・イザナミ二神が行った行為は、次のとおり。 鹽許袁呂許袁呂迩【此七字以音】畫鳴 【訓鳴云那志】而。引上時。自其矛末..
-
『古事記』ノート(7) 神代七代3『古事記』の神代七代の、角杙神(つのぐいのかみ)と妹活杙神(いも・いくぐいのかみ)は、どのような神々だろうか。 それまでの神々が、船からの陸の視界と、上陸地点を暗示するのなら、ここからは、上陸後..
-
『古事記』ノート(6) 神代七代2『古事記』において、はじめて登場する対偶神らしい神は、宇比地邇神(うひぢこのかみ)と妹須比智邇神(いもすひぢこのかみ)。後者の、「妹」を取れば、 うひ(初)ひぢ(泥土) す(州)ひぢ(泥土) ..
-
『古事記』ノート(5) 神代七代1『古事記』は、口伝の部分もところどころ残しながら、まとめあげるのに苦労した文字記録。そこにおいて、神々の登場順序は、意図的であり、無意味ではないはずだ。 神代七代は、「独神」(ひとりがみ)の、国..
-
『古事記ノート』(4) 天之御中主神の正体『古事記』に最初に登場する神、天之御中主神が、作り上げられた神ではないと主張したのは、文化人類学者の大林太良。その著書『日本神話の起源』(角川書店、1973年)では、次のような考えが示されている。 ..
-
『古事記ノート』(3) その語り始めの唯名論『古事記』を読むゼミ、まだ数行しか本文は進んでいない。じっくり『古事記』を読解すると、次々と不思議な箇所に気付くからである。 B・H・チェンバレンの英訳では、本文の始まりは、 The na..
-
『古事記』ノート(2) 天之御中主神は不在?『古事記』に最初に登場する神の名は、天之御中主神(あめのみなかぬしのかみ)。この神様を祀る古い神社がないところから、作られた神という解釈が優勢なようだ。 心理学者の河合隼雄は、『中空構造日本の深..
-
『古事記』ノート(1) 革命者としての天武天皇2008年度明治大学法学部の専門演習のテーマは、『古事記』読解。現在、受講生4名。これから断続的に、メモを書き留めておきたい。『古事記』は、岩波文庫に基づく。 序 太安萬侶による漢文。 ..
-
アメノウズメ100%?アメノウズメが登場するのは、アマテラスが岩戸に隠れる場面からです。 アマテラスが天の岩戸に隠れて(まるで引きこもりの先祖のようですが)世の中が暗闇の中に置かれたときに、八百万の神々は困り果てて何..
-
桃太郎童話のネタ本は、『古事記』?『古事記』池澤夏樹訳 日本の国土を産み落としたイザナミは、それからも精力的に次々といろんな神を産み落とします。 ところが、火之夜芸速男神(ヒノ・ヤギハヤヲのカミ)、別名火之炫毘古神(ヒノ・..