記事「古今和歌集」 の 検索結果 97 件
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初秋の里山話は19日にさかのぼる。 草庵で一泊し、翌日の午前中を、秋を眺めに里山周辺を歩いてみた。 目印の庚申塔の石板横から、軽トラがかろうじて入れる細道をゆるゆるだらだらと上って行くと、里の最..
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誰かは春を恨みはてたる春真っ盛りと思いきや、もう初夏の陽気である。 異常気象が季節を語る上での枕詞のようになった感のある地球では、異常が通常に移行している。 この事象のスピードが速すぎるから、肉体は追いつけずに悲鳴..
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「あはれ」の備忘録哥は物のあはれをしるよりいでき、また物の哀は哥を見るよりしる事あり… 本居宣長の「紫文要領 巻下」で見つけた一節で、宣長の歌論が展開する書である。 さらに「石上私淑言 上」を確認す..
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ひとすぢの秋風なりし蚊遣香荒れるに任せた庭のせいで、時折藪蚊にせせられている。 小さくとも命があるのだから殺生は良くないよと、風流を気取って夜は蚊帳を吊ったりしていたが、面倒でもあるし、もう我慢がならぬ。 メスに好..
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富の再分配ならぬ秋の再分配夜七時過ぎに東の空を見ると、待宵月が出ていた。 秋の月は何かしらの感傷を呼び起こす。 月みれば千々にものこそ悲しけれ我が身ひとつの秋にはあらねど この歌の作者は百人一首にも採られ..
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誰も人格に一目惚れなどしない何かの拍子に、ある人が何故か気にかかるようになることがある。 立ち居振る舞い、容姿、声のトーンと、要因はさまざまだ。 もちろん、まだその時点では、相手の内面などわかりもしない。 しかし、わか..
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最近はオオムラサキを見なくなったねオオムラサキが国蝶になったのは、案外単純な理由だったらしい。 そのオオムラサキ、子供の頃は都会でも見かけた。 個体数は少なかったが、そこかしこに空き地が残っていた時代だ。 補虫網を振..
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世の中にさらぬ別れのなくもがな千代もとなげく人の子のため一年の納めのお不動様へお参りすべく、今年もまた実家の年寄りを連れて門前仲町へ出掛けた。 暖冬が続いていて、道行く人の服装も一枚少ない印象で、確かに例年よりは暖かく感じる。 いずれは強力..
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たぎつ・・・犬の名前は、 ホントにいろいろ、さまざま。 ミロの名前は、ついでのにいちゃんがつけた。 アニメに登場する、キャラクターの名前を拝借した。 強い戦士の名前だから、という事だったが・・・。 ..
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馬から落ちた少将紀貫之は『古今和歌集』仮名序において、歌への熱い思いを吐露している。柿本人麻呂・山部赤人の万葉歌人を「別格」として崇め、 人麻呂は赤人が上に立たんこと難く、赤人は人麻呂が下に立たんこと難くなんあ..
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哲学者の柿本人麻呂論会社勤めを始めて間もない頃だったと思う。文芸季刊誌『すばる』に一人の哲学者が興味深い論文を連載した。昭和47年(1972)のことで、一風変わった表題は「水底の歌」というものだった。和歌の世界では「歌聖..
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穀雨が過ぎて・・懸念がひとつ・・吹き飛んで・・ 少しは・・そっと・・寝入れるでしょうか・・・・ 世間はまだまだ・・喧騒やまず・・ ひとり・・立ち去る理由(わけ)もなく・・ 重齢の項・・どれだけの力使えるの..