記事「外国人」 の 検索結果 4956 件
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三 任意調査と強制調査(8)悪質な飲食店舗には、隠し部屋や逃走のための隠し通路などを設えるところがあったが、まともな会社であったことから、手入れを予想して身を隠すような場所などある筈も無いのだ。 ではどこに隠れればいいのか..
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三 任意調査と強制調査(7)会社は外国人を使うことに、ただ労賃が安いことばかりに飛びつき、外国人が置かれている状況について理解しようともしなかったし、働くことが許されない者がいるとも思っていなかった。 作業には危険なことが..
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三 任意調査と強制調査(6)工場が雑木林に囲まれており、進入も逃走も拒むような造りになっていることが、頼みの綱だった。 見つけた身柄は全て食堂に集めてある。雑木林に入って逃走しようとした身柄は、先ほど捕らえていた。その間、..
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三 任意調査と強制調査(5)小川の手には一枚のタイムカードが握られていた。 「それはどうしたのですか」 「これは昨日の午後七時に出勤している印字があって、退社していないのに、ここにも居ない者のタイムカードなんです」 「じ..
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三 任意調査と強制調査(4)タイムカードと従業員名簿の任意提出を受けた小川は、摘発した身柄との突合作業を急いだ。 「どうでした。全員確認が取れましたか」 「それが・・・・・。断言できないんです。それと言うのも日本人は兎も角..
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三 任意調査と強制調査(3)どうしようかと男は考えていたが、結論は既に出ていた。理由が、そうすることに対する理由が、欲しかっただけだ。 自分の姿を誰にも発見されないように隠すこと、隠れることで目の前の現実から逃れること、そ..
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三 任意調査と強制調査(2)ホステスをしている女たちがそうだった。 取調べを受けた後に帰されるのだが、次回の在留期間更新許可申請は先ず認められないと言うことだ。やってはならぬというアルバイトをしていたのだから、摘発されてそ..
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三 任意調査と強制調査(1)東と呼ばれた男の脳裏には、二つの思いが交錯していた。 あれは以前から噂に聞いていた入管の摘発に違いない。隠れるべきなのか、それとも皆が集められている食堂に向かうべきなのか。 逃げ惑った挙句に..
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二 理想と現実の狭間(12)全員不法残留容疑者であることが確認できたのなら、タイムカードや賃金台帳などの証拠物は必要ないはずだったが、九鬼は人懐っこい笑顔を小川に見せながら、やるべきことは全てきちんとやりましょうと言っているの..
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二 理想と現実の狭間(11)外を逃げ回っていた男は予想通り不法残留者だった。この人定作業は非常に重要で、これに手間が掛かったりしていると身柄を確保して帰庁するのも遅れるし、その後の取調べにも難渋することになる。 不法入国や..
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二 理想と現実の狭間(10)ズボンの後ろをベルトごとしっかりと掴んで、しかも空いた右手で男の右手の関節を決めて九鬼は、摘発された男たちが集められている会社の食堂に向かった。 「タイムカードがあるだろう」 「はい、もう集めて..
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二 理想と現実の狭間(9)雑木林の中を跳ぶように走っている。顔立ちから中国人であることは間違いない。それに先日の内偵調査の結果からも、中国人の男が多数いることだけは確認している。 問題は入管法違反を問えるかどうかだった。..