記事「多和田葉子」 の 検索結果 27 件
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【イベント】国立音大で細川俊夫招聘教授の公開講座が7月7日(月)夜に毎年恒例の国立音大での細川俊夫公開レクチャーです。今年は間もなく8月初演の《ナターシャ》についてのお話があるようです。《二人静》もCDが出たばかりですし、詳しいお話をうかがいたい人もいらっしゃるのでは..
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『雲をつかむ話』(多和田葉子)-------- ごく普通に小説家として暮らしていても、犯人の人生と自分の人生が交差することがある。そういう交差点よりももっと重要な交差点はいくつもあるのだけれど、自分にとって重要な出遭いについては..
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『雪の練習生』(多和田葉子)-------- ここまで書いてわたしはほっとしてベッドに倒れ込んだ。枕に耳をうずめて、背中をまるめて、まだ生まれていないトスカを胸に抱きしめて穏やかな眠りにおちていった。娘のトスカはバレリーナに..
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『変愛小説集(「群像」2014年2月号掲載)』(岸本佐知子:編、多和田葉子、本谷有希子、星野智幸)「考えれば考えるほど、ここ日本こそが世界のヘンアイの首都であると思えてくるのです。(中略)日本語で書かれた作品だけで、日本の『変愛小説集』を編むことができたら。しかも、まだ誰も読んだことのない、書き..
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『旅をする裸の眼』(多和田葉子)以前に読んだ『容疑者の夜行列車』と同じく、旅を続ける異邦人の視点から書かれた小説です。単行本出版は2004年12月。私が読んだ文庫版は2008年1月に出版されています。 パリが主要な舞台。が..
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『容疑者の夜行列車』(多和田葉子)先日読んだ『アメリカ 非道の大陸』の文章が気に入ったので、姉妹編である本書も読んでみました。 『アメリカ』は車で旅をする話でしたが、こちらは夜行列車で旅をする話が13編収録されています。主人..
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『アメリカ 非道の大陸』(多和田葉子)アメリカという不可思議な場所について、13編の断片的な情景を通じて多面的に描き出そうとする野心作。 各短編は、それぞれアメリカの様々な側面を象徴するもの、例えば高層ビル、イルカショー、ショッ..
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文学は予言する翻訳家・鴻巣友季子の「文学は予言する」(新潮選書)を読む。「未来は小説に書かれていた」という惹句につられて手に取ったが、いわゆる世界文学の読書案内といった内容で、改めて「まだ読んでない本、(世の中を知..
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百年の散歩多和田葉子の「百年の散歩」を読む。1万近い通り(ストリート)があるベルリンの街を歩き、出会った人を観察し歴史に思いを馳せる。ドイツ語や言葉遊びも交えた、まるでエッセイのような不思議な小説だった。 ..
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白鶴亮翅多和田葉子さんの「白鶴亮翅」を読了。「はっかくりょうし」は太極拳の形の一つで、鶴の羽を広げる動きを表す。在ドイツ作家の体験談かしらと思う人々との出会い、交友のあれこれがユーモアを交えながら綴られる。 ..
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哀しい未来多和田葉子『献灯使』読了。 全米図書賞の第一回翻訳文学部門受賞作。読んでみると、かなり哀しい。人生100年の時が来ても、全然楽しくない。『犬婿入り』もそうだったけど、なんでこういう小説を..
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多和田葉子「献灯使」なかなかシリアスなディストピアの集まりだ。大震災、原発事故、大洪水・・・日本という国が消えてゆく、その後の人びとの暮らしと度重なる放射能汚染に翻弄されてゆく人びと。 多和田氏の語りたかったこと..
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