記事「大腸がん」 の 検索結果 1196 件
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がんなんかに負けてたまるか(KNさんの場合)~再々手術の結果KNさんは重ねて言った。 「でも、取れる可能性が少しでもあるんだったら、手術してください」 「そうですか。じゃあ、やってみましょう。前の肝臓の手術のときのように、今度の手術のあと、腫瘍マ..
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がんなんかに負けてたまるか(KNさんの場合)~再手術3年後の再々発その薬を飲み続け、さらに3年が過ぎたところで、主治医が血液検査の結果を見ながらKNさんに言った。 「腫瘍マーカーが、また上がり出したんです。どこかに転移が起こっている可能性が高いと思います。可..
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がんなんかに負けてたまるか(KNさんの場合)~飲み薬の抗がん剤による治療KNさんが、自分ががんであることを家族以外のだれにも話していないことは、前に書いた。それは、そのまま続けている。だから、職場のだれもKNさんががんであることを知らない。したがって、がんであることを隠..
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がんなんかに負けてたまるか(KNさんの場合)~肝臓転移の手術とそのあとの主治医の話KNさんは転移のある肝臓の一部を切り取る手術を受けた。手術前の検査では転移は1個と思われたが、実際におなかを開けて見ると、それ以外に小さな転移が3個みつかった。 がんは固いので、手術中にやわ..
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(がん関連情報)~がん転移への放射線治療とがん焼灼療法ただ、手術はからだへの負担が大きい。とくに同じ部位の再手術の場合は、手術自体が難しくなるので、その分負担が増える。 現在では、手術と同様の効果の期待できる、からだへの負担の少ない治療法がある..
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がんなんかに負けてたまるか(KNさんの場合)~がんの転移に対する治療肝臓の転移を手術で取りきれる可能性があるなら、KNさんにとってはそれをやってもらうのが一番である。 KNさんは、そもそも抗がん剤ですべてのがんを殺すことはできないと思っている。だから、最初の..
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がんなんかに負けてたまるか(KNさんの場合)~KNさんのプラス思考KNさんは不確実なことにこだわるのが嫌いな性格である。とくに、不確実なマイナス面をくよくよ考え続けることなどは、KNさんにはありえない。論理的に考えて確実性が高いと思ったことを実行すればいい。 ..
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がんなんかに負けてたまるか(KNさんの場合)~骨シンチの結果骨のシンチグラム(骨シンチ)は、骨に蓄積しやすい物質に放射性物質を加えたものを静脈注射し、後日、放射性物質が異常に蓄積しているところがあるかどうか全身をくまなくチェックして、その結果を画像に映し出す..
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がんなんかに負けてたまるか(KNさんの場合)~1年後の肝臓転移何事もなかったように職場に戻ってそのまま仕事を続け、あっという間に1年が過ぎた。そして、KNさんが1年後に訪れた外来の診察室で、腹部のCT写真を丹念にのぞきながら主治医が言った。 「肝臓にしこ..
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がんなんかに負けてたまるか(KNさんの場合)~母親には知らせないKNさんは、母親に自分の病気は知らせないことにした。子どもが親よりも先に死ぬ可能性のあることを、親に知らせるわけにはいかないと思ったからだった。 親に知られないようにするためには、親類縁者の..
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がんなんかに負けてたまるか(KNさんの場合)~抗がん剤の有効性とはKNさんは、基本的に抗がん剤を信じていない。抗がん剤ではがんを治せないと思っている。 「抗がん剤だけで治療をした場合、治療の有効率は30%くらいと言うが、これは治癒率とは違う。抗がん剤に一時的..
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がんなんかに負けてたまるか(KNさんの場合)~手術の結果と抗がん剤治療の提案しばらくして、主治医から切り取ったがんの病理検査の結果がKNさんに話された。 「私が最初に話した通り、やはり初期のがんではありませんでした。がんは大腸の粘膜深く入り込んでいました。ですから、大..