記事「宗教」 の 検索結果 7937 件
-
古楽つまみ食い(10)ジョスカン・デ・プレシャンソン「千々の悲しみ」ジョスカン・デ・プレ(フランドル、1440-1521)のシャンソン「千々の悲しみmille regrets」は、「天正の少年使節」が秀吉の前で演奏トしたとされる曲。 当時スペインなどで流行、神聖ロー..
-
古楽つまみ食い(9)ジョスカン・デ・プレ 「オケゲムの死を悼む晩歌」 「アヴェ・マリア」ジョスカン・デ・プレ(フランドル、1440-1521)は、ルネッサンス音楽の最盛期の大作曲家の一人。 彼の作品のなかで、とくに美しいといわれる作品。 オケゲムの死を悼む曲が、オケゲムを引き継ぐデ・..
-
古楽つまみ食い(8)オケゲム 「レクイエム」「けがれなき神の母Intemerata Dei Matオケゲム(Johannes Ockeghemフランドル1410頃-1497)のレクイエムは、史上最古のポリフォニー・レクイエムといわれるものである。 中世のあいだは死者のためのミサは、グレゴリオ聖歌..
-
古楽つまみ食い(7)ギョーム・デュファイ シャンソン「ああ,わが悲しみ」デュファイ(フランドル1400-1474)のシャンソンのなかでは、「もしも私の顔が青いなら」が、同名の彼の代表作のミサにその旋律が使われていることで有名であるが、数あるシャンソンのなかで一際印象的な旋..
-
古楽つまみ食い(6)ダンスタブル モテトゥス「聖霊よ、来たりたまえVeni Sancte Spirジョン・ダンスタブル(英1390-1453)は、中世末期イギリスの最大の作曲家といわれ、大陸とイギリスの和声を融合しルネッサンス音楽誕生をもたらした人と言われている。 この曲は、中世音楽の手法である..
-
古楽つまみ食い(5)ギヨーム・ド・マショー 「ダヴィデのホケトゥス 」ギヨーム・ド・マショー(仏1300-1377)は、ポリフォニーの本格的なミサ曲を最初に作曲した人である。 一人の作曲家がミサの通常文をすべて作曲する「通作ミサ」の最古のものがマショーの「ノートルダ..
-
古楽つまみ食い(4)モンセラートの朱い本スペイン・バルセロナ郊外のモンセラート山の黒い聖母像で知られるモンセラート修道院に伝承される14世紀の朱い写本(1399製作)には、巡礼者たちによって歌い踊られた10曲の歌が残されている。 民謡や賛..
-
古楽つまみ食い(3)中世イギリスの歌 「夏は来たりぬ」「天使がひそかに」ほかまだ多声音楽の中心がフランスにあった13世紀ころに、作者不詳の「夏は来たりぬ」など6声で輪唱による世俗歌がイギリスに存在していた。 音楽史上奇跡に近いといわれている。 民謡風の素朴なリズムが多声で..
-
古楽つまみ食い(2)スラヴ典礼音楽 「十字架挙栄祭」「四旬節と復活祭の聖歌」スラヴ典礼はビザンツ典礼の流れをくむギリシャ正教の典礼である(スラヴ諸国において独自の民族的色彩のもとに発展したビザンツ=スラヴ典礼)。 楽器を使用しない、独特の旋律をつなぎ合わせた旋法という特徴が..
-
古楽つまみ食い(1)グレゴリオ聖歌、ソールズベリー聖歌グレゴリオなど聖歌は癒しの音楽といわれるが、何度も聞きたくなる歌というのは必ずしも多くない。プロテスタントのコラールのように繰り返し聞いたり謳いたくなる聖歌を挙げてみる。 (グレゴリオ聖歌) ..
-
私の好きな古楽100(100)バッハ 「フーガの技法」BWV1080バッハ(独1685-1750)の「フーガの技法」は、一つの主題を複数の声部が追いかけるのであるが、そこには反行、縮小、二重、3重、鏡影、カノンなどさまざまなフーガが展開する。 やや衒学的で、..
-
私の好きな古楽100(99)バッハ 「音楽の捧げもの」BWV1079バッハ(独1685-1750)のこの有名な曲は、フリードリッヒ2世がバッハに与えた主題により作曲し王にプレゼントした作品である。 魅力はこの主題の旋律。この一連の作品のなかで、やはり「フルート・..