記事「宗教」 の 検索結果 7937 件
-
私の好きな古楽100(4)モンセラートの朱い本スペイン・バルセロナ郊外のモンセラート山の黒い聖母像で知られるモンセラート修道院に伝承される14世紀の朱い写本(1399製作)には、巡礼者たちによって歌い踊られた10曲の歌が残されている。 ..
-
私の好きな古楽100(3)中世イギリスの歌 「夏は来たりぬ」「天使がひそかに」ほかまだ多声音楽の中心がフランスにあった13世紀ころに、作者不詳の「夏は来たりぬ」など6声で輪唱による世俗歌がイギリスに存在していた。 音楽史上奇跡に近いといわれている。 民謡風の素朴なリズ..
-
私の好きな古楽100(2)スラヴ典礼音楽 「十字架挙栄祭」「四旬節と復活祭の聖歌」スラヴ典礼はビザンツ典礼の流れをくむギリシャ正教の典礼である(スラヴ諸国において独自の民族的色彩のもとに発展したビザンツ=スラヴ典礼)。 楽器を使用しない、独特の旋律をつなぎ合わせた旋法..
-
私の好きな古楽100(1)グレゴリオ聖歌、ソールズベリー聖歌グレゴリオなど聖歌は癒しの音楽といわれるが、何度も聞きたくなる歌というのは必ずしも多くない。 プロテスタントのコラールのように繰り返し聞いたり謳いたくなる聖歌を挙げてみる。 (グレゴリ..
-
新「この一曲」(136) バッハ 「フーガの技法」BWV1080バッハ(独1685-1750)の「フーガの技法」は、一つの主題を複数の声部が追いかけるのであるが、そこには反行、縮小、二重、3重、鏡影、カノンなどさまざまなフーガが展開する。やや衒学的で、感覚に訴える..
-
新「この一曲」(135) バッハ 「音楽の捧げもの」BWV1079バッハ(独1685-1750)のこの有名な曲は、フリードリッヒ2世がバッハに与えた主題により作曲し王にプレゼントした作品である。魅力はこの主題の旋律。 この一連の作品のなかで、やはり「フルー..
-
新「この一曲」(134)バッハ 「ヴァイオリンとオーボエのための協奏曲BWV1060」バッハ(独1685-1750)の「ヴァイオリンとオーボエのための協奏曲BWV1060」は、元は「2台のチェンバロのための協奏曲」だったものだの編曲版。ヴァイオリンとオーボエの組み合わせは、曲の魅力をい..
-
新「この一曲」(133) バッハ 「無伴奏チェロ組曲BWV1007-1012」バッハ(独1685-1750)の「無伴奏チェロ組曲」は、聞けば聞くほど、いつの間にか自分の内面の声を聞いているような気分になってくる。言葉にならない音楽の言葉が語られてゆく。私はその言葉にうなずき..
-
新「この一曲」(132) バッハ 「無伴奏ヴァイオリンのためのソナタとパルティータBWV1001バッハ(独1685-1750)のこの曲は、誰もが一度は心酔する名曲である。 パルティータ第2番のシャコンヌは、深い感動を与えてくれる。 一方、ソナタも素晴らしい。第1番の2楽章フーガの始まりの..
-
新「この一曲」(131) バッハ 「イタリア協奏曲BWV971」バッハ(独1685-1750)のこの有名な「イタリア協奏曲」は、いわゆるソロと管弦楽の協奏曲ではなく、2段鍵盤(チェンバロ)による協奏曲的な形式原理を持ったソロ器楽曲である。 ヴィヴァルディなど..
-
新「この一曲」(130) バッハ 「半音階的幻想曲とフーガニ短調 BWV903」この曲はベートーベンもよく研究したといわれる。 幻想曲の急速なパッセージ、大胆な転調、加えて、「語り歌う」レチタティーヴォ、しばし、バッハの他の曲にみられないこのドラマティックな曲に息をのむ。 ..
-
新「この一曲」(129)-2バッハ 平均律クラヴィーア曲集(2)24の調による「プレリュードとフーガ」の第2集。第1集に比べ音楽性が豊か。全体的にプレリュードが美しい。優雅さ、快適さ、甘美さなど次々繰り広げられる多彩な曲想に、飽きることはない。なかでも、印象..