記事「小林秀雄」 の 検索結果 129 件
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2218 落葉松から連想するものは? 行く秋に言うまでもなく、現代は内外ともいい時代ではないようです。そんな私の思いは別にして、2022年も残すところ2カ月を切り、季節は確実に冬へと移行しつつあります。今日7日は立冬です。そんな季節、空を見上げ..
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2116 獣的で闘争が根本の人生 プーチンとヒトラーの比較「人性は獣的であり、人生は争いである。政治の構造は、勝ったものと負けたものの関係にしかあり得ない。外交は芝居であり、彼には戦術があれば足りた」――。これは、第二次大戦を引き起こし、ユダヤ人を大量虐殺し..
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会話を聞く楽しみ電車に乗って退屈していると、隣の乗客たちの会話が耳に入ってきます。聞くともなく目をつむっていても、つい聞き入ってしまうことがあります。「対談集」を読むのは、そんな場面と似た感じがします。ちょっとした..
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本箱の隅で長年、本箱の隅に立っていた小林秀雄『本居宣長』(新潮社)を読んでみようと取り出して眺めてみると、昭和52年10月に出版されており、買ったのは翌年3月で既に12刷でした。607頁の大部で4000円もす..
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春風とともに今日から3月ですが、新型コロナウイルス感染がどんなふうに推移するのか、微妙な段階のようです。インフルエンザのように春になれば終息するのか、気候には無関係なのか、手持ちの薬で効くのがあるのか、今月..
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心なき身今年は西行の生誕 900年ということで、近くの博物館で「特別展 西行」が開かれています。西行の書状など国宝 11件が展示されているそうです。 小林秀雄「西行」、白洲正子『西行』、辻邦生『..
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いざ鎌倉先日、鎌倉へ出かけてきました。天気が良くて温かで、江ノ島の向こうに箱根や富士山が見渡せました。中学の修学旅行以来なので、55年ぶりです。鎌倉は鉄道の幹線からはずれているので、目的にしないと寄りにくい..
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「批評」の再構築へ向けて~濫読日記「批評」の再構築へ向けて~濫読日記「批評メディア論 戦前期日本の論壇と文壇」(大澤聡著) テーマは「批評とは何か」だ。そのことを追究するため、著者はテクストを1930年前後に求めた。なぜこの時代なのか..
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人生観を山に重ねた文学者の相貌~山の図書館人生観を山に重ねた文学者の相貌~山の図書館「深田久彌 その山と文学」近藤信行著 近ごろ珍しい箱入り本である。このこと一つとっても、深田久彌に対する愛着が分かる。著者は文芸評論家であり、深田の二つの著作..
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コスモポリタンとサヨクに関する雑考最近折に触れ、邱永漢のエッセイを読んでいます。 「食は広州にあり」 「邱飯店のメニュー」 「中国人と日本人」 「食前食後」 等々。食べ物関係が多いのはご愛嬌。ビジネスものは..
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ふくんぎゃ考 15 中也、帰郷望むが(承前)健康面で大きな不安を抱えていた詩人の中原中也は、家族や友人たちの勧めもあって、住み慣れた都を去り、故郷の山口湯田の実家に転居することを計画していた。二冊目の詩集『在りし日の歌』の清書原稿を小林..
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島に手紙を書く人二度目の高校生活に馴染み始めた頃だったと思うのだが、現代国語の授業で小林秀雄の文章に出会い、とても興味を覚えた。間もなく手にした一冊の本の冒頭に彼の代表作『私の人生観』が置かれていた。読み始めると、明..