記事「恩田陸」 の 検索結果 692 件
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『月の裏側』 恩田陸新型インフルエンザ大流行の今日この頃、思い出すのが、この小説。 かかるのは怖いけど、かかってしまってさらに無事に戻ってこれたら、これで安心。 しかも、発症はどうも若年層に多いようで、きっと我々の世..
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『不安な童話』 恩田陸『闇色のソプラノ』(北森鴻)からの連想で読み直す。 早世した画家・高槻倫子の遺作展に行った古橋万由子は、デジャビュに襲われ、倒れてしまう。 後日、万由子と浦田先生を訪ねてきた倫子の遺児・秒は、..
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『中庭の出来事』 恩田陸「中庭」で起こる少しずつ形を変えて語られる出来事。 作家や女優の死、オーディション、そして、舞台のシーンと思われる場面。 どこまでが芝居でどこまでが現実で…という、ファンタジーは出てこないけれ..
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『エンドゲーム 常野物語』 恩田陸「光の帝国」でも出てきた拝島一家の「裏返す」「裏返された」話。娘の時子の話と母の瑛子の話と、最初のうちは時系列がずれて語られる。 「洗濯屋」「包んでしまう」の用語がさすが恩田ワールド。 裏返さ..
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『ネクロポリス』 恩田陸上下巻。一気に読めた。(運よく、時間が取れたということかもしれない) イギリスと日本の文化が融合している世界での物語。ヒガンに生きている人間が、死者に会えるというアナザー・ヒル。主人公のジュンは..
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『ユージニア』 恩田陸視点を変えて事件のことが語られる。当初は『理由』風味かと思ったけれど、時々時系列の異なる話が挿入されていたり、断片の寄せ集めで『三月は深き紅の淵を』の第四章の小説の断片のような。 ラストのオチ?..
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『ドミノ』 恩田陸契約を間に合わせたい保険会社とか、子役のオーディション、俳句の会の老人たち、にテロリスト集団「まだらの紐」など(その他、ミステリ研究会とか別れ話の国会中継オタクとかダリオとかなんとかかんとか)。 そ..
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『蒲公英草紙 常野物語』 恩田陸文庫版の解説が新井素子でちょっと感激。「光の帝国」の解説は久美沙織だった。 読んでいたころ、氷室冴子の訃報を聞いたので、なおさら感慨深い。 峰子の視点で語られる槙村のお屋敷のお嬢様・聡子さま。..
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『光の帝国 常野物語』 恩田陸これ、N○KのドラマDモードでドラマ化されてますね。よく覚えていませんが、ツル先生が笹野高史で。 複数の作品に「ツル先生」はじめ、春田記実子や三宅篤が出てきたり、岬ちゃんのこともあって連作の体裁..
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『夏の名残の薔薇』 恩田陸飛行機の中で、という悪コンディションの中読んだ。 機内がけっこう揺れているところに、この本を読んだものだから、なんというか酔いそうに(汗) 「第二変奏」に入ったところで、ああこれはそういう話か..
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『上と外』 恩田陸作者あとがきにもあった話だが、以前に書店で分冊のものを見かけたときには、「上と下」だと思ってました…。 例によって、家庭環境はやや複雑なのだが、練は、父の賢の実家で暮らしている。 そして、母の..
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『蛇行する川のほとり』 恩田陸舞台背景を仕上げるため、毬子はあこがれの先輩・香澄と芳野に誘われ、夏休みに香澄の家で合宿することになった。毬子は有頂天であったが、親友の真魚子は、気を付けた方が良いと毬子に警告し、香澄のいとこ・月彦は..