記事「戦後」 の 検索結果 435 件
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人間らしくやりたいナ自伝というのはあるていど齢がいってから書けば、余裕をもって若かった頃が回顧できます。また、登場人物も既に他界していたりして、気兼ねなく描けるという面もあるでしょう。 開高健は自伝的小説『..
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淀川のほとりで大阪弁というのは肌にまとわりつくような、ぬるま湯につかっているような語感があります。岩阪恵子『淀川にちかい町から』(講談社)は淀川の左岸、大阪市旭区を舞台にした短篇小説集です。戦後から昭和を生きた人..
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戦後という時代大阪・淀川の右岸に十三(じゅうそう)という歓楽街があります。阪急電車の十三駅の周辺です。宮本輝の小説『骸骨ビルの庭』(講談社文庫)は十三を舞台にしています。 地元で骸骨ビルと呼ばれていた..
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月と星月みれば千々にものこそかなしけれ わがみひとつの秋にはあらねど (大江千里) Moon river から色々な連想がめぐります。月の沙漠、荒城の月、月がとっても青いから、月の法善寺横丁、月が..
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「戦後」の視座の定点を探る~映画「ほかげ」「戦後」の視座の定点を探る~映画「ほかげ」 火影(ほかげ)は、灯火そのものを指すこともあるが、灯火に照らされた形もしくは陰影をいう場合もある。映画を観ての印象で言えば、ここでは最後の意味がふさわしいよ..
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戦後思想のかたちを変える作品~濫読日記戦後思想のかたちを変える作品~濫読日記「東京プリズン」(赤坂真理著) 15歳の時、母のある考えで米国の高校に通うことになったマリ。米国メイン州の片田舎で1級遅れの9年生として通う中で言語や文化の壁..
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国民不在の敗戦ドラマ~映画「日本のいちばん長い日」国民不在の敗戦ドラマ~映画「日本のいちばん長い日」広島に続いて長崎に原爆が落とされ、ソ連が樺太(サハリン)に侵攻した1945年8月9日から、玉音放送が流れる8月15日までを描いた。同名の映画は1967..
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発信人は死者まずはAmazonさんの紹介ページから。 アマチュア無線を楽しむカメラマン野口浩介の無線機に、 午前二時になると決まって弱々しい救難信号が送られてきた。 調査の結果、南太平洋のトラック諸島で..
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3賢人が語る現代日本の「歪み」とはこんばんは。 先月の解散総選挙の結果は、日本の未来のためになるものなのでしょうか。 選挙にて我々日本の国民は、自ら成立させた政治資金規正法を自らの手で破るような億単位での報告書不記載が露呈した自民..
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田舎の転校生 10 国破れて(承前) 『国のため、家族のため、故郷のため、皆のために戦い、戻ってきた私に、国は一体何をしてくれたのか、何もしてはくれなかった。それどころか、国は土地を取り上げ、家を取り上げ、私を辱めた。これが..
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田舎の転校生 9 地主と民主主義(承前) その家の父親は、どこからか自動三輪車を手に入れ、どこかへ働きに行く様子で、何度か登校時、麓の平坦部まで、荷台に乗せてもらったことがあった。車は自動車と言うより農耕用のトラクターに近い代物..
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田舎の転校生 4 歩かない赤ん坊(承前) 大正半ば、職業軍人だった祖父の、六人の子供の長男として生まれた父親は、希望する高等教育の場に一度は足を踏み入れたが、在学中に武家の商法を地で行く祖父が家業を潰し、仕送りを断たれ中退、外資..