記事「日経新聞」 の 検索結果 2587 件
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『波止場浪漫』(201&202)十八の夏(二十二)&(二十三) 次郎長はちょうに末廣をのこしたが、波止場の土地は白井音次郎という元幕臣のものだった。商いが順調にいかなければ地代は払えない。 そもそも船宿を切り盛りしてきた..
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『波止場浪漫』(199&200)十八の夏(二十)&(二十一) 寝たきりだった山下燕八郎がひっそり息をひきとった。 おちょうの義弟で、はるやけんの実父でもある燕八郎は、ご維新で武士の禄を失い、郷里をすてて一家で清水へやって..
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『波止場浪漫』(198)十八の夏(十九) 次郎長も自分が死病にとりつかれたとはおもっていなかったのだろう。 「お父ちゃんは初兄ちゃんを戸主にして、きちんとした家からお嫁さんを迎えて、末廣をまかせるつもりでいたんだよ..
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『波止場浪漫』(196&197)十八の夏(十七)&(十八) お父ちゃんがもうこの世にいないなんて――。 防波堤にたたずんで、けんは四方の景色をながめていた。 いずこを見ても、在りし日の次郎長の姿が彷彿とうかんできた。..
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『波止場浪漫』(194&195)十八の夏(十五)&(十六) 「これまで、どんなときも気丈にしてきたつもりだけど・・・・・・今度ばかりは、ねえ・・・・・・」 けんはおもわず母親を抱きしめていた。 「母さん。心配いらないよ。..
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『波止場浪漫』(192&193)十八の夏(十三)&(十四) 明治二十六年六月十二日の午(ひる)少し前だった。 鍋の火かげんを見ようとしたとき、二階でおちょうの声が聞こえた。「おまえさんッおまえさんッ」と切迫した声につづい..
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『波止場浪漫』(190&191)十八の夏(十一)&(十二) 「親父はッ? ひと月にもなるってじゃねえか。ちくしょう、なんで知らせねえんだッ」 「一度はよくなって・・・・・・あれ、だけど・・・・・・」 半月ほど前に知らせた..
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『波止場浪漫』(188&189)十八の夏(九)&(十) 次郎長は見るも哀れだった。痛がる足や肩をさするたびに、けんは痩せてゆくばかりの体に胸を衝かれる。 「こまったねえ、牛乳も飲みこめないよ」 「煎じ薬だけでも呑んでくれ..
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『波止場浪漫』(186&187)十八の夏(七)&(八) 「今がいちばん大事なときです。よいというまで外へは出ないように」 植木にもきつくいってもらったが、たいした効き目はなかった。 しばらくして、また「寒い寒い」といい..
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『波止場浪漫』(184&185)十八の夏(五)&(六) そうそう・・・・・・とおちょうが腰をあげた。違い棚から手のひらにのるほどの丸厨子をとってくる。うやうやしく次郎長の枕元におき、フタを開けて両手をあわせた。 「お父ちゃ..
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『波止場浪漫』(182&183)十八の夏(三)&(四) 「あれ、先生は往診?」 買い物の包みを手わたしたとき、植木医院いはトメ婆さんしかいなかった。 「それがサ、あんたんとこが大騒ぎで・・・・・・」 「もしやお父ちゃん..