記事「映画」 の 検索結果 220615 件
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老境の寂寞と60年代ポップアートが交錯~映画「僕とカミンスキーの旅」老境の寂寞と60年代ポップアートが交錯~映画「僕とカミンスキーの旅」 こんな面白い映画を見たのは久しぶりだ。悲喜劇のようで、ロードムービーのようで、そしてどちらにもはまらない。カミンスキーは実在の人物..
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心理描写が粗雑、足りない時代背景~映画「光をくれた人」心理描写が粗雑、足りない時代背景~映画「光をくれた人」 比較的評価の高い作品のようなので見たが、正直いって期待外れだった。第一の理由は、物語のフレームが説明不足であることと、心理描写が粗雑なためだろう..
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緻密な心理描写~映画「セールスマン」緻密な心理描写~映画「セールスマン」 監督は「別離」のアスガー・ファルハディ(イラン)。なんでもない日常の中に潜む危機を描きだして、見るものに戦慄を覚えさせた。「セールスマン」も、緻密に作りこまれた「..
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100年前と変わらぬヨーロッパ~映画「サラエヴォの銃声」100年前と変わらぬヨーロッパ~映画「サラエヴォの銃声」 1914年、サラエヴォで響いた一発の銃声がヨーロッパを奈落の底に叩き落した。事件から100年「ホテル・ヨーロッパ」では記念式典が開かれようとし..
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重厚で安定した映像美~映画「追憶」重厚で安定した映像美~映画「追憶」 「駅 STATION」や「夜叉」「あなたへ」で高倉健を主役に、日本的な味わいの映像美を追求してきた降旗康男監督が、岡田准一を主役に撮った新たな「降旗ドラマ」。木村大..
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母と子の変わらぬ想い~映画「山河ノスタルジア」母と子の変わらぬ想い~映画「山河ノスタルジア」 四つの事件をオムニバス風に描いた「罪の手ざわり」のジャ・ジャンクー(賈樟柯)監督による新作。主要な舞台を、監督の生まれ故郷である山西省の汾陽に設定したこ..
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正攻法のジャーナリズム~映画「スポットライト」正攻法のジャーナリズム~映画「スポットライト」 ジャーナリストのプリミティブな姿を、正攻法で描いた映画。調査報道によってR・ニクソンを追いつめた「大統領の陰謀」という優れた作品があったが、それに類する..
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時代の中で、二人の女優~濫読日記時代の中で、二人の女優~濫読日記「李香蘭と原節子」(四方田犬彦著) 女優原節子が昨年9月に亡くなった。メディアでその死が報じられたのは11月になってであった。遅れたのは、40代前半で一線を引退後、鎌倉..
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意外な味わい深さ~映画「ローマに消えた男」意外な味わい深さ~映画「ローマに消えた男」 題名はミステリーを思わせる。違っていた。一見、荒唐無稽な筋立て。したがって見終わった第一印象は「なんじゃ、こりゃ」だった。しかし、あらためて振り返ってみると..
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彼岸と此岸のラブストーリー~映画「岸辺の旅」彼岸と此岸のラブストーリー~映画「岸辺の旅」 彼岸と此岸、生と死の世界を行きかう男と女の魂。詩的な映像の中で語られる愛とは、絆とは何か。一見、ストーリーは単純である。しかし、語られているものは何かを考..
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戦時下を生き延びた8歳~映画「ふたつの名前を持つ少年」戦時下を生き延びた8歳~映画「ふたつの名前を持つ少年」 ポーランドの大地を逃亡するのは8歳の少年。実にその後3年間をたった一人で逃げきる。いや、一人ではなかった。周囲の善意に支えられ、生き延びることが..
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日常の被膜をめくれば~映画「雪の轍」日常の被膜をめくれば~映画「雪の轍」 戦争や抗争があるわけでも、一世一代の恋愛物語があるわけでもない。ただの日常が描かれる。それが3時間16分。ひたすら会話が交わされる。しかし、その会話がタダものでな..