記事「映画」 の 検索結果 220616 件
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やや物足りない天才の描き方~映画「パガニーニ 愛と狂気のヴァイオリニスト」やや物足りない天才の描き方~映画「パガニーニ 愛と狂気のヴァイオリニスト」 放蕩と心中を繰り返した作家の太宰治は「マイナスとマイナスを集めてプラスにする」といったが、この映画もそんな趣がある。 幼少に..
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囚われびとはだれか~映画「プリズナーズ」囚われびとはだれか~映画「プリズナーズ」 プリズナーは「囚われびと」。複数になっているのが、ミソのような。米国のある田舎町。感謝祭の日に少女2人が行方不明に。ある男が第一の容疑者として逮捕されるが、証..
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メッセージのないB級娯楽作品~映画「ゴジラ」メッセージのないB級娯楽作品~映画「ゴジラ」 いったい、これはどうしたことだろう。ハリウッド版「ゴジラ」。1954年の初代ゴジラが反「核時代」という明確なメッセージを持っていたのに、2014年版ゴジラ..
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ヨーロッパ映画の魅力満載~濫読日記ヨーロッパ映画の魅力満載~濫読日記「ヨーロッパを知る50の映画」(狩野良規著) このブログを見ていただくと分かる通り、ヨーロッパ映画を取り上げることが多い。別段ハリウッド映画はダメとか、日本映画はつま..
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軽さの中に深さ~映画「インサイド・ルーウィン・デイヴィス」軽さの中に深さ~映画「インサイド・ルーウィン・デイヴィス」 売れない作家、売れない漫画家、売れない歌手、売れないナントカ…。しかし「売れる」とか「売れない」とか、一体なんだろう。売れればいいのか。売れ..
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すべり台社会とは~映画「東京難民」すべり台社会とは~映画「東京難民」 今の社会を「すべり台社会」と言ったのは湯浅誠だった。一度滑りだしたら止まらない。とことん落ち切る。途中に引っ掛かるものがない。いわゆる「セーフティネット」がない社会..
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予想外の凡作~映画「エヴァの告白」予想外の凡作~映画「エヴァの告白」 1920年代、戦禍のポーランドから渡ったアメリカ社会で、ほんろうされる二人の女性。 ―とくれば、ドラマのフレームは期待できる。と思って見たのだが、予想外に凡作だった..
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極上の答えが待っている~映画「ネブラスカ」極上の答えが待っている~映画「ネブラスカ」 年老いた親父と息子が哀歓たっぷりに旅するロードムービー、などと言って悪いわけではないが、それがどうした、という気も一方でする。誤解しないでほしいが、この映画..
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現代に通じる奴隷制告発~映画「それでも夜は明ける」現代に通じる奴隷制告発~映画「それでも夜は明ける」 アメリカ東部に住む自由黒人ソロモン(キウェテル・イジョイフォー)は、ある日白人の策略にはまり黒人奴隷として南部の綿花農場に売られる。白人たちの暴虐に..
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他人の破滅は蜜の味~映画「鑑定士と顔のない依頼人」他人の破滅は蜜の味~映画「鑑定士と顔のない依頼人」 他人の不幸は蜜の味というが、やっぱり他人が堕ちていく物語は間違いなく面白い。古くはドイツ映画で、謹厳実直な大学教授が偶然知り合った踊り子に夢中になり..
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どんな人生だって宝石なのだ~映画「ペコロスの母に会いに行く」どんな人生だって宝石なのだ~映画「ペコロスの母に会いに行く」 原作の漫画は知らなかった。「ペコロス」は小さな玉ねぎのことらしい。団塊世代の岡野ゆういち(岩松了)は、若いころに手を染めたフォークソングと..
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凡庸と読むか深いと読むか~映画「もう一人の息子」凡庸と読むか深いと読むか~映画「もう一人の息子」 病院内でわが子を取り違えられ、理不尽な運命に悲嘆しつつも精神的な成長を遂げる「そして父になる」(是枝裕和監督、2013年)は、そのテーマ設定ゆえに関係..