記事「書評」 の 検索結果 4798 件
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<書評>『女たち(リブ)の共同体(コレクティブ)―70年代ウーマンリブを再読する』(西村光子著/社会評論社/1700円)■豊かな筆致で「リブ」を追体験 読む前にちょっとした先入観があった。「リブ」と「フェミニズム」に関する本?「フェミニズム」はもちろん「リブ」にも一知半解の自分には、きっと読むに骨が折れるに..
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『不安型ナショナリズムの時代―日韓中のネット世代が憎みあう本当の理由』「嫌韓」「嫌中」の若者の背後にあるもの 小泉首相が靖国神社を参拝した八月十五日、二十五万人もの人々が靖国に足を運んだが、そこには多くの若者の姿があったという。彼らの一部がそれを「靖国参拝オ..
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【書評】『美しい国へ』(安倍晋三著、文藝新書、730円)ボンボン政治家の「闘う政治家」宣言 安倍晋三氏と私は同い年である。私は1954年の4月生まれで、安倍氏は9月。今年(06年)共に52歳である。私たちの世代は、安倍氏も述べているように「団塊と新..
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【書評】 『若者が働くとき』(熊沢誠、ミネルヴァ書房)●ノン・エリートへの一貫した「優しい眼差し」 熊沢さんの書物は、どれも、働く者への優しい眼差しに貫かれている。本書中でも、不安定な雇用形態で一生働かねばならないかも知れないフリーターたちにむ..
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書評 『フリーターにとって「自由」とは何か』この本の特徴を一言で言えば、フリーター自身の筆による「フリーター階層の権利宣言」ということになろうか。著者は、1975年生まれというから団塊Jrそのものだ。大学院を修了しているので、一般的にイメ..
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書評『ニート フリーターでもなく、失業者でもなく』玄田有史、曲沼恵美 著 発行:幻冬社 定価:1500円 ニートを「社会問題」にした古典 いまや「古典」とも言うべき書物かもしれない。この本が世に出たのは昨年の夏。以降、怒濤のような「ニート」..
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書評 『雅子の「反乱」―大衆天皇制の<政治学>』複数の視点で天皇制の今を検証 「天皇・皇族に人権を!」が私のオルタナティブ 本屋でこの本を目にするまでその存在を知らなかったが、私は昔から捜していた本にやっと出会ったような思いでこの本を購入して、..
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『現代の理論』復刊『現代の理論』復刊 ウワサに聞いていた『現代の理論』の復刊にむけた準備号が送られてきた。大先輩の小寺山康雄さんからである。準備号は50ページ足らずの小冊子。巻頭の座談会は、Web siteで公開..
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☆書評☆季節風119号掲載『アンのゆりかご 村岡花子の生涯』村岡恵理・著 新潮文庫書評 日本の子どもたちにこの本を あだちわかな 『アンのゆりかご 村岡花子の生涯』 村岡恵理・著 新潮文庫 本書は、『赤毛のアン』の翻訳者・村岡花子..
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書評(季節風118号)☆紙芝居『たべられないよアレルギー』井嶋敦子・脚本 鈴木幸枝・絵 童心社div align="center"> たべられないよアレルギー (保健衛生かみしばい まいにちげんき!)井嶋 敦子 鈴木 幸枝 童心社 2013-12売り上げランキング : Amazo..
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書評(季節風115号掲載)・『ともだちのはじまり』最上一平・作 みやこしあやこ・絵 ポプラ社今日は、栃木県の今市図書館にて、童話・児童文学セミナーが開催されて、講師に、最上一平さんがお越しになっていました。私は、ちょうど7月刊行の季節風115号の書評担当で、最上一平さんの『ともだちのはじまり..
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『ホッキョクグマの赤ちゃんを育てる! 円山動物園のねがい』高橋うらら・著 ポプラ社ホッキョクグマはとてもデリケートな生きものです。環境や食事のささいな変化で、お母さんが赤ちゃんを食べてしまったり、うまく育てられなかったりすることも多いのです。そんな中で五頭の赤ちゃんを育てた円山動物..