記事「物語」 の 検索結果 3254 件
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『財布は踊る』/原田ひ香 ◯原田ひ香さんは、『三千円の使いかた』や『一橋桐子(76)の犯罪日記』で、身近な〈お金の話〉を軽めの物語にしてくれる作家さん、というイメージがあります。本作『財布は踊る』も、様々な登場人物たちと〈お金〉..
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『うつくしが丘の不幸の家』/町田そのこ ◯初、町田そのこさん作品。本屋大賞の『52ヘルツのクジラたち』とか『宙ごはん』とか、ビターでありながら心に響く作品を書く方なのかな、という認識だけあったので、なんとなく『うつくしが丘の不幸の家』というタ..
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第4弾VR写真展を終えて「魔法の葉」より 1月16日に、VRギャラリー、ギャラリスト3Dを利用した4回目の展示を終えて。 今回は、枯れる植物の姿と重ねて、私が撮影する時間の中に広がる空想の世界をテーマにした「グリム童話の..
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『ファミリーランド』/澤村伊智 ◎なんていうか、非常に後味が悪いですよ・・・色んな意味で。私的には、澤村伊智さんといえば〈理不尽が過ぎるホラー〉と〈圧倒的に暴力的な怪異〉が無双する小説を書かれる作家さんというイメージだったんですが、本..
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『イヴリン嬢は七回殺される』/スチュアート・タートン ◎書評で「正統派ミステリーにタイムループと人格転移というSF要素を組み込んだ」と大絶賛された本書、『イヴリン嬢は七回殺される』。時系列も登場人物たちの関係も、世界観も設定も、複雑。正統派ミステリーの名に..
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義母と娘のブルース 綾瀬はるか「義母と娘のブルース」(ぎぼとむすめのブルース)は、桜沢鈴による日本の漫画が原作です。 2024年1月2日、「義母と娘のブルースFINAL 2024年謹賀新年スペシャル」が放送されました。 ..
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『おひとりさま日和』/大崎梢ほか(アンソロジー) ◎まず、タイトルがいい。『おひとりさま日和』。かつて〈お一人様〉といえば、なんだか寂しい孤独な人が無理に頑張ってる感・・・というイメージがあったようですが(数十年前の感覚)、私は〈おひとりさま〉大好きで..
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『あの本は読まれているか』/ラーラ・プレスコット ◯・・・海外作品って、登場人物の名前がカタカナで覚えにくいんだよなぁ(笑)。更に、本作『あの本は読まれているか』は、登場人物の数が多い上に、ソビエト側の人物の名前が馴染みがなくて覚えにくい。そんな部分で..
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『殺戮の狂詩曲』/中山七里 ◯〈悪辣弁護士・御子柴礼司〉シリーズの第6作目『殺戮の狂詩曲』は、老人介護施設の介護職員による大量殺人によって幕を開ける。・・・これは、かなりショッキング。数年前に起きた、障害者施設の職員による同様の事..
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『処女連祷』/有吉佐和子 ◯終戦直後の若い女性たちの生き辛さが描かれるけれど、この生き辛さはもしかすると昭和・平成・令和と時代を経て、程度と形を変えながらも現在の女性を蝕んでいるかも知れない・・・なんて感じてしまいました。ブログ..
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『さえづちの眼』/澤村伊智 ◎なぜ、澤村伊智さんのホラーは、毎度のごとく〈夏に読みたかった〉ってなっちゃうんだろう(笑)。図書館へ予約入れたの、文庫版が初刊されてすぐぐらいだったんですけど。読みたい人が、たくさんいるってことですよ..
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『その本は』/又吉直樹・ヨシタケシンスケ ◯芥川賞作家の又吉直樹さんと絵本作家のヨシタケシンスケさんコラボレーション、〈本〉にまつわる物語がたくさん詰め込まれた『その本は』。本好きの王様から、〈世界中を旅して、『めずらしい本』について知っている..