記事「短歌」 の 検索結果 17255 件
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ミルクティ気がつけば暗くなりゆく夕暮れに ミルクティの香ほのあたたかく 肩並べ歩きゆく時わけもなく 繋ぐ指先かすかにぬるく 細事にも心は右に左にと 揺れるものなりそれもまた良く
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歩いてみれば秋色の黄色の葉など踏みしだき 奏でる音は少し寂しく 雑踏を急ぎ歩きしその道は いつかの時を肩並べし道 銀杏の微かににおう木立抜け 秋の雲波眺めしひとり
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文字滲みけり雨に湿りし文字みては いつかの文字に想い馳せたり 流れるも零れるときも溢るるも 涙のあとの熱さひとすじ 柔らかきおもい包みて送られる 文字の後ろににじむものなど
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つめたい雨傘ひとつ冷たき雨の中をゆく シャンプーの香りほのかにまとい 濡れそぼる落ち葉踏み踏みはや歩き 冷たき雨の心地良さあり 一段と暗くなりゆく空仰ぎ 雨の一粒待ちて夕暮れ
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墨色の雨窓を打つ雨の糸跡伸びゆくを 暗き部屋にてなぞりし視線 ぽたぽたと雨どいの隅すり抜けて 夜を映して墨色の雨 土臭き湿り気帯びて夜の雨は 何をついでと流しゆくのか どたどたと..
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相愛緩やかに坂を転がる石の如く 相愛の心(しん)行ったり来たり 愛すると愛されるとの間には 重なるようで二本道のようで 飾ること無きがごとくに過ぎゆけり 緩みし時間安らかな人
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眩しさに眩しさに目を細めつつみる雲を 君の背中にそっと焼き付け 別れ際何を隠すかサングラス 赤き眼の色透けて届きぬ 朝の陽とカーテン揺らす風の中 合わせあいたり重ねあいたり 二人..
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グミをほおばり空に溶け白き雪だけ清々と 眺めし山の何ゆえに惹く 浮かびくる山の麓に居る時を ひとりでなくて独りでなくて 海風に髪乱されて佇みて カメラの前にモデルの如く 眩しさもカモメ..
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とろりと落ちるトクトクと鼓動を耳に残し時 リズムに合わせとろりと落ちる とろとろと琥珀の色に乳色の 流れの甘さくすぐる香り まどろみて他愛なき文(ふみ)浮かびくる つらつらと書き笑いて消しぬ
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ゆらりと夕暮れの時忍びきてあたふたと 君の今日など想い連ねて 雨音に薬缶の湯気を重ねつつ ひとり紅茶を入れる贅沢 透きとおるカップの底の液体を ゆらりと回して夜は更けゆきぬ
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肌近づきて人の目尻の皺見つけ われと重ねて少し寂しく 鏡持ち化粧の出来を確かめて 笑わず過ごせばつるりのままにと 涼やかな風なでつけし秋の宵 きめ細やかな肌触れゆきぬ
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些細なことね。夕暮れを珈琲一杯いだきつつ なんとはなしに過ぎゆく時間 ラブレターくすぐったさを滲ませて 開く瞬間(とき)までのひとり舞台 云わずともわかり合えしと緩みしも 伝わり終えぬ人心ゆえ ..