記事「短編集」 の 検索結果 1037 件
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新感覚パク・ミンギュ『ピンポン』読了。 初めのほうだけ読んでいると、外国の小説とは思えない。というか、日本とそっくりのいじめの状況があったりして。韓国でも深刻な問題らしい。しかし、後のほう..
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したたかな駆け引き藤沢周平『夜消える』読了。 短編集。男と女の駆け引きを扱ったものが多いが、なんというか、女はよりしたたかに描かれている。別に悪いことではないけれど、江戸の昔から女は強かったんだなあ、と思..
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二匹の猫西加奈子『しずく』読了。 短編集。きゅんとくる話が多かったが(こう書いちゃうと表現なんだか安っぽいな)、中でも、仲の良かった二匹の猫が、恋人たちの別れとともに離れ離れになる話が泣けてしま..
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1泊2日で3冊+1青春18きっぷ夏の陣開始に伴って読んだ本+その前に読んだ本1冊。 坂井希久子『17歳のうた』読了。 それぞれ違う地方に住むさまざまな17歳の青春の1ページが切り取られていて、鮮..
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ちょっと懐かしい姫野カオルコ『部長と池袋』読了。 これまで出版されなかった初期の短編を集めた文庫。表題作は面白かったが、全体的には、やはり完成度がちょっと低い感は否めないけど(偉そうに……)、上大岡やら..
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バブルの頃って安西水丸『アマリリス』読了。 確かにイラストレーターが書いた初の小説と言われると、うまいなーと言わざるを得ないけれども、なんというかこういう感じの小説ってバブル期にたくさんあったような…..
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激務の合間に池井戸潤『銀行狐』読了。 今でこそ倍返しだ何だと大人気だが、その作者の初期の頃のミステリ短編集。何かともちろん銀行がらみではあるけれど、こんな緻密なミステリを銀行勤めの激務の合間に書ける..
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スイーツ! スイーツ!千早茜『西洋菓子店プティ・フール』読了。 お菓子には特に詳しくないが、これは面白かったし、なんというか、みんな食べたくなる。全部食べたら胸やけするし、登場人物はかなりの量を食べているけれ..
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人気シリーズなのに石田衣良『池袋ウエストゲートパーク(8)ー非正規レジスタンス』読了。 短編集で、今回は身近な社会問題を取り上げる形になっているのだが、そのせいか登場人物が見な非常にステレオタイプに感じて..
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朗読できる名文伊藤桂一『蛍の河』読了。 詩人を目指された作者だけのことがあって、声に出して読めば読むほど名文。声高に反戦を叫ぶわけではないが、こんなふうに淡々と運命を受け入れて静かに耐えてきた人たちが..
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若いときに読めばよかった佐藤優『読書の技法』読了。 誰でも本物の知識が身につく熟読術・速読術「超」入門というサブタイトルがついているが、なるほどねー。ただもう量だけをこなしている本読みとしては目から鱗の内容がた..
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怖いどんでん返し米澤穂信『満願』読了。 最初の作品を読んで、「警察小説の人?」と思ったのだが、違った。もちろんミステリの要素が強いけれど、いろいろなシーンでの底冷えのするホラーというかサスペンスという..