記事「種田山頭火」 の 検索結果 77 件
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2428 銀杏は小さな手品師 晶子と山頭火の世界にも「金色のちひさき鳥のかたちして銀杏ちるなり夕日の岡に」 与謝野晶子(『恋衣』より=夕日に照らされて輝く丘に、金色の小さな鳥が舞うように銀杏の葉が散っている)。この歌のように、黄金色に色づいたイチョウの..
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2390 この道にヒガンバナ 初秋の静寂慈しみつつ「山路を登りながら、こう考えた。智に働けば角が立つ。情に棹させば流される。意地を通せば窮屈だ。とかくに人の世は住みにくい」。よく知られた夏目漱石の『草枕』の書き出しだ。私の散歩コースの一つに、山林を残..
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青山(せいざん)種田山頭火『種田山頭火全集』を読む。 種田山頭火、 については、名前ばかりで、自由律俳句の代表として、 分け入つても分け入つても青い山 ぐらいしか知らないし、俳句に..
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おじさんは山へ柴刈りに意を決して裏山へ柴刈りに出た。 山の上まで登ると、そこは白樺林。 白樺があるということは、すなわち土地が痩せている印しのようなもの。 山の所有者である宮本さんにお伺いを立てたとこ..
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木守柿 ~素人俳句が気に食わない俳人~人間サマの取り分はすでに確保して、今年の柿のシーズンは終りました。 後は鳥や虫たちの分で、越冬のための栄養となるよう、このままにしておきましょう。 他にも、再び大収穫できるようにと..
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すすきのひかりさえぎるものなし人肌ほどのぬくもりをもたらしてくれた陽が沈む。 よい小春日だった。 残照は刻々とグラデーションを変化させ、私を立ち止まらせる。 すすきのひかりさえぎるものなし 山頭火の句..
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石に腰を、墓であったか今日は秋の彼岸の入り。 庭でコスモスを摘み、それだけではあまりにも寂しいので、途中で花を買い足して、三ヵ所へ墓参に出掛けた。 我が家は二ヵ所、それに親友の墓所へ向かった。 遺され..
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ミヤコホテル論争京都にはオフシーズンがなく、いつも宿が取りにくい。 やっと東山のホテルに部屋を確保できたが、単に運が良かっただけと感じている。 市内の幹線道路も慢性的な渋滞で、観光インフラ整備が極..
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明日は明日の風が吹かうではないか沼津から第二東名に乗って西へ向かう。 一本道だからナビを見る必要もない。 トンネルの多さが気になるところだが、これだけ空いていれば、仮に逆走車が来たとて、かわすこともできる。 ボリューム..
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夜は秋にして昼は夏なり「行けたら行くよ」は「行かないよ」の同義語というのが世間の常識ですが、万が一、来てしまって何も準備していなかったら立場がありません。 もし来るとしたら、戻った残暑に汗まみれになって息も絶え絶..
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天地是我廬前回の記事を書きながら、テレビをつけて音声だけ聴いていました。 いつも観ている教育テレビの「こころの時代」でした。 早朝五時からの一時間番組ということで、まだ街はかろうじて活動前で静かです..
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2212「道は前に 真っすぐに」 山頭火を思う秋の日まつたく雲がない笠をぬぎ 笠にとんぼをとまらせて歩く 2つの句は放浪の俳人で、無季自由律俳句(季語がなく、五七五の定型にとらわれない句)で知られる種田山頭火(1882~1940)の句だ。ここで出..
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