記事「立原道造」 の 検索結果 18 件
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2581 『夢見たものは』遠くへ 日本の暗い行く末(美しく咲いた桐の花) 夭折した詩人、立原道造(1914~1939)の『夢見たものは……』という詩を好きな人は少なくないだろう。現代の日常生活と重ね合わせ、こんなささやかな幸せを求めたいと私も思う。だ..
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2528 浅き春に寄せて 調整池に霧が立つ今は 二月 たつたそれだけ あたりには もう春がきこえてゐる だけれども たつたそれだけ 昔むかしの 約束はもうのこらない さう! 花は またひらくであらう さうして鳥は かはらずに啼いて 人びとは..
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2415 自然は選り好みがない 早くも出現ビーナスベルト今朝の日の出は午前6時だった。西の空には月が輝き、その横には木星が光を放っていた。いつものコース。その下方の空はピンクの帯、さらに下には藍色の空が広がっている。こんな空を見て、立原道造の「かなしいま..
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2399 季節のバトンタッチ 秋思のこのごろスポーツのリレー以外にもさまざまなバトンタッチがある。四季がある自然界。観察していると、今はバトンタッチの季節といえる。私の散歩コース、調整池の周辺でも蔓延っていた葛に代わるように、急にススキとセイ..
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「オール木下牧子作品による新しい日本歌曲の演奏会シリーズ」(2023年5月28日)木下牧子さん(音3期)の作品が演奏されます。 オール木下牧子作品による新しい日本歌曲の演奏会 シリーズ第5回 「立原道造をうたう」 2023年5月28日(日)2時開演 會津稽古堂 ..
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2271 言葉は重い 首相秘書官の差別発言をめぐって(調整池の向こうの駅前ビル横に残月が輝いている) いつそインキと紙がなくなれば ほんとをいつたら言葉がなくなれば 僕にはどんなしづかなことだらう 立原道造の『いつそインキと紙が』という詩の書き出しだ..
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2196「くらい平和と茶色い戦争」立原道造と中原中也の詩を思う時くらい想念を軽蔑しながら、私の幸福と平和は、いつもくらい。 くらい平和のなかで、私の笑ひはいつも痩せてゐる。 立原道造(1914~1939)の『くらい想念を』という詩の冒頭だ。第1次世界大戦が始..
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2130 花咲く春に 馬齢重ねてロシアによるウクライナ侵攻と依然として収まらないコロナ禍。ウクライナでは首都キーウ近郊でロシア軍によって虐殺されたとみられる多くの市民の遺体が路上で発見されたという。穏やかな気持ちになることはでき..
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立原道造ののちのおもひ一年に一度ぐらい、立原道造の詩を思い出す。探していた言葉はこれらだった。 > 夢はいつもかへつて行つた 山の麓のさびしい村に > 水引草に風が立ち > 草ひばりのうたひやまない ..
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浅き春 (京都造形芸術大学)雪は止んで、融け出して、町中ではもうすっかり融けていた。日差しも明るく、もう春が来たようだ。まだ浅い。淺い春だが。雪もなく、そこにわたしの足跡もない。それでいいのだ。 大学の構内で撮った写真..
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「のちのおもひに」立原道造と我が初恋思い出に苦しめられるということがある。ただし、嫌な思い出だからではない。逆に、幸せな思い出だからこそ、思い出しては辛く感じてしまうということもある。それが、もはや彼方に飛び去ってしまった時間であり、..
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月曜日たのしかった月曜日をさがしに行こう 見つかったら、もう黙って生きていよう (詩人 立原道造)
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