記事「精神」 の 検索結果 2036 件
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「精神の力」を探求するユイグ氏(ルネ・ユイグ)との対話の内容は多岐にわたるが、私たちが達した結論を、強いて一言でいうならば、「『精神の闘争』を忘れた文明は衰退する」ということになろうか。 「今こそ『精神の力』を模索す..
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偉大な芸術は自分以上に昂めてくれます「どんな芸術にあっても偉大な人格がいかに重大であるかがわかります。もちろんこれは古代にあっては特別珍しいものではありませんが。ヴェニスでティツィアンやパウル・ヴェロネーゼの作品の前に立った時、これら..
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生まれながら備わっている法則幼児のころすでに、それは周囲の世界から入って来るあらゆる印象を独自の方法で受け容れ、これを処理している。だれがどんなことを行ない、あるいは言おうとも、それはある法則に従っている。そしてこの生まれなが..
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生まれながらに備わっている徳清純な者は、言わば特異の身軽さによって飛躍し、一つの特殊の徳の中に入るのではなくして、あらゆる徳の住む境涯に入っていく。清純な者はあらゆる徳を含む精神の中に生きている。精神は純粋さを要求する、しかし..
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自己を伝達できれば人は行動によって教えられるものであって、ほかに教える方法はない。みずからを伝え得れば教えられるが、ことばによるのではない。与える者は教え、受ける者は学ぶ。生徒が教える人と同じ状態に達し、あるいは..
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暇つぶしに読んだ書物私の心の中の諸概念が占めている位置は、私の意志が与えたものではない。所定の学科課程も、長年の学問研究も職業教育も、ラテン語学校のころ腰掛の下にしのばせて、暇つぶしに読んだ書物くらい、ためになることを..
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あるがままの人間の中にもし人が自然の生活を送って、心の中に身分不相応の問題をとり入れようとしないならば、知的生活は清潔に、健康に保たれる。だれしも取越苦労をする必要はない。人は本当に身におぼえのあることを行ない、また言う..
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大海の底に横たわる真の実在人の精神には償い如何よりもっと深い事実がある。すなわち精神それ自体の本質である。精神は償いで与えられたものではなく、いのちである。精神は実在している。打つ波の寄せては返し、いささかも均衡を破ることの..
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その報いが遅いほどあなたには得なのだ災害、欠点、敵意からわが身を守ってくれる力と同一の力が、自分のこころ一つで、利己心と欺瞞からも見を守ってくれる。かんぬきや横棒は制度の最高の策でなく、商売上の抜け目のなさは英知のしるしではない。人は..
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自分自身の内に探知することができる個人が自分の外に眺めるものは、すべて彼の心の状態に一致している。そしてすべての物はつぎつぎと、彼が前進的な思索によってその事実またはその一連の事実の属している真理を把握するにつれて、理解できるよ..
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人生の真の目的への不安『戦争と平和』や『アンナ・カレーニナ』などの世界文学史上に輝く名作をものしたあと、トルストイの精神世界に深刻な危機が訪れることは、よく知られている。幸福な結婚生活、小説家としての世界的名声、莫大な収..
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精神の推進力が失われつつあるこの精神の確立ということについて、ユイグ氏は、私との対談集『闇は暁を求めて』の中で次のような趣旨を述べている。 ――物質文明に覆われている現代においては、「自分の人生に対する責任」という概念は消..