記事「考察」 の 検索結果 3288 件
-
しゅけさんの詩をめぐって―日本の詩の繊細で病的な傾向を超えて―「求めてよ」について しゅけさんの詩を読むにつけ、日本の詩はこの百年に何をしてきたのか、と思う。 日本の詩、というのは少し大げさで、 私の管見が思い浮かべている日本の詩のひとつの傾向、繊..
-
「日本ブログ村」のトーナメント2014年12月投稿分集計「「日本ブログ村」のトーナメント11月投稿分集計」について 私の漢詩と散文がどこまで通用するかということで「日本ブログ村」のトーナメントに積極的に参加している。 与えられたテーマに応じて詩を..
-
十七字詩『飲酒有時説理想(酒を飲めば時には理想を説くこともあり)』理想という漢語は英語のidealの翻訳として考えられた言葉であるように思う。 もし、そうであれば、東洋が西洋のものの考え方を学習するために作った近世の造語であるのだが、 理想という言葉を手に..
-
迷ふべし綺麗の花が咲く辞林日本人なら誰でも綺麗な花、といい綺麗の花とはいわない。 しかし、日本語を話す中国人には、綺麗の花という人が多い。 これは、綺麗な花は中国語では綺麗的花というが、 的は日本語の「の」に..
-
十七字詩『打鍵得意傾杯(キーをたたき意を得て杯を傾けり)』記録媒体の変化とともに言葉も文字も変わる。 竹簡は削って作るのが大変。 できるだけ簡単に書くのがよく、竹簡の単位面積あたりの情報量も多い方がよい。 漢語は一音一義の言語で一音の情報伝達量..
-
青女醉ひ霓裳舞ふや冬の虹「『冬の虹』」について 雅友足柄金太郎さんが、冬の虹を記事にしている。 月は秋の季語。 しかし、月は春にも当たり前に空に浮かぶ。その場合は「春の月」。 春の月とすることで、月は秋..
-
将赴獄留題村塾壁(将に獄に赴かんとし、村塾の壁に留題す)吉田松陰吉田松陰が松下村塾で近隣の子弟たちに教鞭をふるったのは、安政三年から安政五年、せいぜい三年、松陰滿26歳から28歳。 とても若い。また、久坂玄瑞や高杉晋作、伊藤博文、山縣有朋、吉田稔麿、入江九一..
-
人からなんと言われようとローマ字まじり文を提案する、仮名まじり文に換えて私は日本人で、外国語は得意ではないから、日本語と心中しなければならないのだが、 日本語が好きかというとそうではない。 なぜ好きでないかといえば、日本語が、よくわからないからだ。 ま..
-
七言律詩『苦吟但聽雨無情(苦吟ただ聽く雨の無情なるを)』無情の雨とはどういう雨なのだろう。 たとえば、花に無情の雨が降るのだが、雨にはもともと情はない。 花にもない。 情は人間の心にあるもので、自然界に内在するものではない。 だから、あえ..
-
七言絶句『至誠高節』自由は英語ではfreedomだがフランス語ではliberté。 英語はノルマン・コンクエストなどでフランス語の影響を受けlibertéは英語ではlibertyとなった..
-
吉田松陰の七言絶句『蘇道記事』について和魂漢才が和魂洋才に変貌したのは明治。 和魂洋才が和魂だけになった昭和は、視野の狭い攘夷に走って戦争に負けた。 明治の日本人の精神はしっかりしていた。 そして、その明治を開いた維新の志士..
-
しゅけさんの詩についてしゅけさんの「また恋がきた」について 私は仮名まじり文の融通無碍で曖昧なところが性にあわず、漢語だけの詩を詠むことにしたぐらいだから、仮名まじり文の詩は、欠点ばかりが眼について、心から楽しむこ..