記事「蒲原有明」 の 検索結果 2 件
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『虚妄と眞實』蒲原有明――君。僕はもう默してよいころであらう。眼も疲れ、心も疲れた。ふと花壇のほとりを見やると、白い胡蝶がすがれた花壇にさいた最初の花を搜しあてたところである。そしてその胡蝶も今年になつて始めて見た胡蝶で..
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蒲原有明 あだならまし (獨絃哀歌より)あだならまし 道なき低き林のながきかげに 君さまよひの歌こそなほ響かめ、―― 歌ふは胸の火高く燃ゆるがため、 迷ふは世の途(みち)倦みて行くによるか。 星影(ほしかげ)夜天(やてん..
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