記事「西加奈子」 の 検索結果 236 件
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言葉の海に乙川優三郎『ロゴスの市』読了。 調べてみると結構読んでいる乙川優三郎先生の究極の恋愛小説。三鷹の大学で英語を学んだ二人のそれぞれの道と、悲恋。どうにもこうにもすれ違う感じがたまらず恋愛小説だ..
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ちょっと上向きアガサ・クリスティ―『終わりなき夜に生まれつく』読了。 ミス・マープルもポワロも出てこないクリスティー。最後のどんでん返しが効いて、さすがと思わせる。謎の北欧の女もいいねえ。 原..
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ほろ苦く……宮部みゆき『小暮写眞館(下)』読了。 大長編だったが、いろいろな要素が入った、とても良い小説だった。でも、意外と電車の中とかで読んだ方が泣いちゃうんだよな。家で読むと、そうでもない。 ..
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やっと読めた西加奈子『サラバ!(上・下)』読了。 図書館でかなり長く待って、上下ようやくそろって借りられた。父も母も姉も、それぞれ求めるものがあって、それに忠実に生きようとしていて、その中で自分を抑..
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考えてしまう西加奈子『i』読了。 第三国の貧しい子供、あるいは移民・難民の子供を、まったく文化的な背景も血のつながりもない両親が養子にする……欧米ではよくある美談(?)のようにとらえていたけれども、..
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いろいろあったんだね西加奈子『うつくしい人』読了。 短編。この人の小説の中で、一番暗かったというか、驚いた。明るいように見えても、若くして大成功したように見えても、やはりこういう中二病の深刻な時期ってあるん..
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これも映画に……西加奈子『きいろいゾウ』読了。 とても読みごたえのある作品。前半は変わった夫婦の田舎暮らしの中で起こるいろいろな出来事、という感じだったけれど、後半は加速度的にドラマチックさを増していく..
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二匹の猫西加奈子『しずく』読了。 短編集。きゅんとくる話が多かったが(こう書いちゃうと表現なんだか安っぽいな)、中でも、仲の良かった二匹の猫が、恋人たちの別れとともに離れ離れになる話が泣けてしま..
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辛いことも、淡々とトニ・モリスン『青い眼がほしい』読了。 今を時めく西加奈子さんが影響を受けた本というので、読んでみた。内容は、とても深刻だが、それを暗く重苦しく書かなかったところが彼女の気に行ったのだろ..
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K先生の思い出伊藤桂一『遥かなインパール』読了。 先ごろ亡くなられた直木賞作家・伊藤桂一先生の御本。淡々とした筆致で、戦争の悲惨さ・無駄さをきっちり描いている。 高校時代のK先生を思い出す。母も..
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いいなあ、関西弁西加奈子『この話、続けていいですか。』読了。 直木賞作家・西加奈子の初期のエッセイ集。もう、捧腹絶倒なのだけれども、全然意識せずに書いているのかと思ったら、あとがきを読んだら、実際には..
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直木賞西加奈子『舞台』読了。 この人のはほかにも何冊か読んでいるけれど、この『舞台』については、どちらかという芥川賞じゃないかなーなんて思ったり。賞の特徴はいろいろ変わるけれども。 面白い..