記事「読む」 の 検索結果 664 件
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れんれん『白蓮れんれん(林真理子)』 9月中旬にテレビ東京で放映していた『京都 もうひとつの歴史』で龍安寺の襖絵再現!てなことをやっていまして、柳原白蓮の夫だった伊藤伝右衛門が、彼女のためにこの襖絵を買っ..
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ここにある。『東京奇譚集(村上春樹)』 『アフターダーク』が出た時も思ったのです。最近の村上さんの中短編は、初めて村上春樹に出会った人にはどのように受け取られるのかしら、と。村上春樹という作家に何の先入観も持..
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切り刻む。『プラナリア(山本文緒)』 「無職」をキーに5人の女性を描く短編集。 いたたたたたー、って感じ。私は学校を出て以来、一度の転職もせず働いているけれど、実はこの女性たちと根っこはおんなじなのだ。い..
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かさね『かさねいろ―平安の配彩美(長崎 巌)』 ku:nelを買ってお家へ帰ろうとしただけなのに、出会ってしまいました。カンペキひとめぼれ。重いし、高いし、また今度にすれば?と自分を宥めてみたものの、..
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憧れの。『職人ワザ!(いとうせいこう)』 20年近く前、テレビの中のせいこうさんに仄かな恋心を抱いていた時期がありました。何がキッカケで何が理由だったのか思い出せないのですが、たぶん、あのシニカルな目尻の..
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生かす。『木のいのち 木のこころ-天・地・人(西岡常一・小川三夫・塩野米松)』 宮大工の師弟3世代への聞き書き。西岡さんはサライの記事が印象的だった記憶が。この本の巻末で知ったのですが、ほぼ日では小川さん..
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余計なもの。『アナ・トレントの鞄(クラフト・エヴィング商會)』 買おうかどうしようか迷っていたのだけれど、結局買ってしまいました。どうせ買うなら、某書店でサイン本を見かけた時に買ってしまえばよかったにゃー。 ..
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一人称。『幸福な遊戯(角田光代)』 表題作は著者のデビュー作にして、海燕新人文学賞受賞作。 正直言って、同録の2編とともに、今となっては手垢のついてしまったような設定だけれど、1990年に書かれたことを思..
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眠る杯『向田邦子の恋文(向田和子)』 山口智子主演でドラマ化もされましたね。 前半は、わずかに残された彼女から「N氏」への手紙と、「N氏」の返信と日記。後半は、彼女の死後20年経って、妹の和子さんがその..
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幕の内『涙堂 琴女癸酉日記(宇江佐真理)』 同心だった夫を亡くした女性・琴が、八丁堀を出て人気絵師の息子と同居。八丁堀に生きる子女とその連れ合い、幼馴染や夫の元小者等々と夫の死の真相を求めつつも、活き活..
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お守り。震災時帰宅支援マップ 首都圏版 私は知る人ぞ知る無免許人間なので、いまだに道路網を感覚的に理解出来ていないのです。つまり、例えばですよ、タクシーに乗って自宅へ帰る場合に"いつもの道&qu..
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バランス『ハミザベス(栗田 有起)』 栗田さんは、とても言葉のセンスが良い作家さんだ、と思います。『ハミザベス』だなんて、それだけで惹きつけられるタイトルだし、併録されたもうひとつの作品タイトルは『豆姉妹..