記事「読書」 の 検索結果 44779 件
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塩野七生『ローマ亡き後の地中海世界・上』の書評1:イスラーム圏の拡大とサラセン人の海賊業の猛威法秩序に基づくリアル・ポリティクスを追求して広大な世界帝国を建設したローマ帝国だが、4世紀以降は人口減少・農業経済の衰退・元老院の腐敗・キリスト教の浸透(ローマン・アイデンティティの喪失)などによって..
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チップ・ウォルター『この6つのおかげでヒトは進化した』の書評2:コミュニケーションの発達と社会の形成前回の記事の続きですが、人類が言葉を獲得して話せるようになるためには、『のどの構造の大規模な変化』が必要になります。ホモ・エレクトゥス以降の人類の祖先は『窒息のリスク』と引き換えにして気道(空気の通り..
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チップ・ウォルター『この6つのおかげでヒトは進化した』の書評1:直立二足歩行を可能にした親指チップ・ウォルターの『この6つのおかげでヒトは進化した』はほんわかするサルのイラストが入ったポップな黄色い表紙の本ですが、人類の進化の歴史を解き明かしていく内容は、古人類学や進化生物学・遺伝学などの本..
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『吉本隆明の声と言葉。その講演を立ち聞きする74分』の感想:人間が投影された“話し言葉”を聴く悦び『ほぼ日刊イトイ新聞を運営するコピーライターの糸井重里(1948-)が、現代思想の巨人と評されることのある思想家・吉本隆明(1924-)の細切れの講演を編集したCDブックスです。吉本隆明の著作や対談集..
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クリスティーナ・ホール『言葉を変えると、人生が変わる NLPの言葉の使い方』の書評ジョン・グリンダーとリチャード・バンドラーが創始したNLP(神経言語プログラミング)という技法を、クリスティーナ・ホールが『言葉の使い方・思考のリフレーミング』をキーワードにして実践的に解説した本であ..
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レフ・トルストイ『イワン・イリイチの死/クロイツェル・ソナタ』の書評『イワン・イリイチの死』は、『戦争と平和』や『アンナ・カレーニナ』で知られるレフ・トルストイ(1828-1910)の後期の代表作の一つである。過去に『戦争と平和』を読んだ時には、作品自体の長さと写実的..
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エリザベト・ルディネスコ『ジャック・ラカン伝』の書評『ジャック・ラカン伝(河出書房新社)』はエリザベト・ルディネスコの原書を藤野邦夫が翻訳した本だが、邦訳されたジャック・ラカンの伝記ものでは最も詳細な解説が為された作品だと思う。『ジャック・ラカン伝』は..
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ジェフリー・F・ミラー『恋人選びの心 Ⅱ 性淘汰と人間性の進化』の書評2:言語機能の進化と性的魅力19世紀のゲーテとシラーのドイツロマン主義では、美術(芸術)に禁欲的なヴェールがかけられ、芸術家は有性生殖に非適応的な隠棲者のようなイメージで想起されていたが、その根拠は『芸術はそれそのものが快楽とな..
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ジェフリー・F・ミラー『恋人選びの心 Ⅱ 性淘汰と人間性の進化』の書評1:性的身体とスポーツの適応度チャールズ・ダーウィンの『人間の進化と性淘汰』を元にして異性の選好(選り好み)と繁殖適応度を考える『恋人選びの心 Ⅰ』では、自然界の動物に見られる『生存に役立たない高コストな形質』が異性への求愛(性的..
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ジェフリー・F・ミラー『恋人選びの心 Ⅰ 性淘汰と人間性の進化』の書評:2本書『恋人選びの心 Ⅰ』の第3章『脳のランナウェイ進化』では、ロナルド・フィッシャーのランナウェイ過程を脳進化の原動力として多面的に考察していく。男性が『政治的地位(集団内での優位)・経済的豊かさ・創..
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ジェフリー・F・ミラー『恋人選びの心 Ⅰ 性淘汰と人間性の進化』の書評:1生得的な遺伝要因によって発現する生物学的性差をセックス(sex)といい、後天的な社会文化要因によって発現する社会的性差をジェンダー(gender)というが、本書は、進化生物学の性淘汰(sexual s..
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塩野七生『ローマ人の物語ⅩⅤ ローマ世界の終焉』の書評3:盛者必衰の理に絡め取られたローマ帝国の没落ローマ帝国の崩壊の瞬間をリアルタイムで直接的に実感したローマ市民は一人もいなかったのであり、ただロムルス・アウグストゥスを廃位した後にオドアケルも含めて誰も皇帝位に就任しなかったことで、西ローマ帝国は..