記事「辻邦生」 の 検索結果 18 件
-
辻邦生『時の扉』前半と後半の寒暖差が激しい作品だった。 寒暖差というのは面白さのことではなく、作品の舞台における気温のことである。 前半はオホーツク海そばの北海道の寒村で、後半はシリアなのである。 ..
-
『辻邦生 永遠のアルカディアへ』辻邦生作品の裏話という感じの話が読めて満足した。 たとえば、『背教者ユリアヌス』のユリアヌスが戦死した場所は小説と史実で敢えて違うようにしてあるという。 辻邦生 永遠のアルカディアへ ..
-
辻邦生『外国文学の愉しみ』むずかしかった。 こんな難しいことわからないと楽しめないかと思い疑問になった。 外国文学の愉しみ - 辻邦生
-
辻邦生『物語の海へ』辻邦生の有名な作品の裏話が読めて良かった。 物語の海へ-辻邦生自作を語る (単行本) - 辻 邦生
-
辻邦生・北杜夫『完全版 若き日と文学と』対談本なのだが、話題の大部分がトーマス・マンについてのことなので、内容がいまいち理解できなかった。 それでも読んでいるうちにトーマス・マンについて興味がわいてきたから本屋で『魔の山』を見てみ..
-
辻邦生『西行花伝』藤原秋実という人物が和歌の師匠である西行のことについて振り返る、という体裁の小説である。 だからてっきり西行が死んだ後に振り返っているつくりなのだとばかり思い込んでいたのだが、西行本人が語り手に..
-
辻邦生『地中海幻想の旅から』■海外旅行を中心としたエッセイ 今回は旅行記を中心とした、海外(一部国内を含む)の著者の思い出のエッセイである。 話のところどころにたとえば『背教者ユリアヌス』などといった作品のこぼれ話が出て..
-
辻邦生『夏の砦』の話を友達にしたら俺「最近、辻邦生って作家の『夏の砦』って本読んだんだけど、なまら(北海道弁で「とても」という意味だが、あまり上品な言葉ではない)面白かったよ」 友「へえ、どんな話なの?」 俺「ヒロイン、ていうか主..
-
辻邦生『春の戴冠』を読み始めた現在、第一巻目の第二章まで読んだ。 それだけしか読んでいない時点で感想を書くのもどうかと思われるのだが、面白くって興奮しているのでついつい書いてしまった。 まず、主人公はボッティチェルリ..
-
辻邦生『春の戴冠』を読み終えて長かった……。 読み終えるまでに大体四週間ほどかかった。途中忙しくて読んでない日もあるにせよ、長くかかってしまった。 それでも途中で投げ出さなかったのは、この小説が抜群に面白かったからである..
-
辻邦生『十二の肖像画による十二の物語』これはいわゆる掌編小説というかショートショートと呼ばれるジャンルなのではないだろうか。 一つの話が十ページ程度の短さなのである。 過去のヨーロッパを舞台にした、短くまとめられた小説だった..
-
辻邦生『黄金の時刻の滴り』色々な作家をテーマにした短編集と言ったところ。 たとえば、『丘の上の家』という短編では俺の好きなモームが取り扱われていて、主人公がインタビューをしながらモームと共同作業で一本の話を仕上げる、とい..
- 前へ
- 次へ