記事「韓国」 の 検索結果 57878 件
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ファン・ジョンウン「野蛮なアリスさん」「誰であれ、この不幸な物語の最後のページまでついてきてくださったただ一人の人であるあなたに、どうぞこの物語が苦痛すぎないものでありますようにと、願います」と、日本の読者向けに作者が語る。確かに、不..
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高 史明「レイシズムを解剖する」私の関心からして魅力的なタイトルだったが、純粋な学術書であった。私としては、、研究の目的、方法も分析もすっ飛ばして、考察、結論だけわかれば良かったのだが、一応、全体を通して読む。 研究としては、..
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ファン・ジョンウン「誰でもない」不思議な味わいの短編小説が8編。夢も希望もない、昨日もそして明日も、何も良いことがなさそうな、そんな人々ばかりの物語。それだけではない、ちょっとしたきっかけで爆発してしまいそうな、破裂してしまいそうな..
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ハン・ガン「ギリシャ語の時間」「少年が来る」のハン・ガン氏の、私には二冊目に当たる本だ。「少年が来る」のような社会的な題材か、との予想を覆して、かなり純文学的な、詩的な内容の小説だったように思った。 男は、父親の血をひいて目..
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山辺健太郎「日本統治下の朝鮮」まあ半世紀前の本だから紙もちぎれそうに傷んでいるのは仕方ない。筆者の論調も当時としてはごく自然な、過激な印象を受ける。いまなら反日とか自虐的とか批判がおこる可能性は少なくない。だからといって内容に信頼..
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青柳緑「李王の刺客」ロング・テールのアマゾンでも取扱していない本、検索しても同姓同名の画家しか出てこない作家の本だが、たいへん良い本だった。筆者の青柳緑氏は1914年生まれ、1937年京都女子高等専門学校卒、同年大阪毎日..
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映画「ザ・ネゴシエーション」ソン・イェジンとヒョンビンという、大評判の「愛の不時着」のカップルが、すでに映画で共演していた。 役割は、ソウル市警のネゴシエーターと、数人の韓国人を拉致した冷酷な犯人という、敵役のような相手だが、当..
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伊東順子「韓国 現地からの報告」韓国に30年も暮らしている筆者が、ブログに連載していた内容を加筆してまとめたものだ。時期はセウォル号事件の頃まで遡る。筆者が視点として留意していることは、日韓の認識のずれ、一般韓国人の本音、そして韓国..
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斎藤真理子責任編集「完全版 韓国・フェミニズム・日本」雑誌の特集が追加の稿を含めて独立した本になったもの。小説、論文、エッセイ・・・と、なかなか読みでがある。 おもに、韓国の文学におけるフェミニズムの話題を論じている。きっかけは、なんといっても、チョ・ナ..
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荒山徹「白村江」たいへん興味深い歴史的事件を、すこぶるユニークな想像力、いや創造力豊かな物語としてつくりあげた。古代の歴史は小説で知るのも一つの方法だ。所詮本当のことはわからないのだから。しかし、この葛城皇子(天智天..
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チャン・ガンミョン「韓国が嫌いで」著者のチャン・ガンミョン氏は記者出身で、多作の作家らしい。若手女性作家のドキュメンタリーのような、おしゃべりするような話し方で綴られた快作で、作家が「既得権側」に住む、中年おじさんとは信じがたい、柔軟..
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チェ・ウニョン「わたしに無害なひと」最近の韓国作家の本には作家のあとがきが付されているものが多い。 ここでもチェ・ウニョン氏はこんなことを記している。 「この短編集の七編の物語には未成年の私が通り過ぎてきた時間が浸み込んでいる。軽..