記事「『新青年』」 の 検索結果 21 件
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『新青年』時代を散歩する⑥ ~「猟奇耽異」へ寄り道「猟奇」という熟語があります。 小学館の「デジタル大辞泉」によれば、「怪奇・異常な事に興味を持ち、あさりさがすこと」とあります。 要するに「怖いもの見たさ」ということでしょう。 その意味で..
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『新青年』時代を散歩する⑤ ~廃刊二十年後の復活私が『新青年』という雑誌の存在を知ったのは、このブログで毎度おなじみ、講談社版『江戸川乱歩全集』(全15巻 1969年4月~1970年6月刊)でのことでした。中学時代の話。 「新青年」でデビュー..
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『新青年』時代を散歩する④~永遠に「新青年」なるもの第4部 戦後の展開 昭和20年(1945年)10月から、昭和25年(1950年)7月まで。横溝武夫(横溝正史の異母弟)、高森栄次が編集長を歴任した時期です。 このコーナーでは、『新青年』..
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『新青年』時代を散歩する③~モボモガからエログロナンセンス第2部 モダニズムの隆盛 大正15年(1926年)から昭和8年(1933年)頃まで。 森下雨村に続き、横溝正史、延原謙、水谷準が編集長を歴任した時期です。 このコーナーでは、これら編集長の..
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『新青年』時代を散歩する②~モダンボーイの誕生戦前の世相や文化に興味ある方なら、どこかで『新青年』という雑誌の名を目にしたことがあるかと思います。 神奈川近代文学館の企画展、今回はこの『新青年』の特集です。創刊されて今年(2021年)が10..
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『新青年』時代を散歩する①~港の見える丘公園結核に侵されながらも闇社会のしがらみから抜け出せないヤクザ(三船敏郎)の、悲惨な末路を描いた「酔いどれ天使」(東宝 1948年 監督:黒澤明)― この映画は、難病を克服した女学生(久我美子)がそ..
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明智探偵のアリバイ工作:乱歩と挿絵画家~番外篇その6(承前) 乱歩はなぜ、「魔術師」の構想段階と実際の執筆段階とで、登場人物の入れ替え―「玉村進一」を「玉村妙子」に、「芳雄少年」を「文代さん」に―を行ったのか? ※会津久三・画「魔術..
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『江戸川乱歩全集』第3巻より「陰獣」「芋虫」:乱歩と挿絵画家~その7「陰獣」 昭和3年(1928年)8月〜10月、『新青年』に連載された中篇。 この作品については、以前の記事(⇒「異稿・「パノラマ島奇譚」と「陰獣」が出来る話」)を併せてお読みいただければ幸..
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『江戸川乱歩全集』第4巻より「猟奇の果」:乱歩と挿絵画家~その11「猟奇の果」 昭和5年(1930年)1月から同年12月まで『文藝倶楽部』(博文館)に連載された長篇。 連載が半年を過ぎたころ、例によって展開に窮して開きなおったか、内容一新を目論んで「白蝙..
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『江戸川乱歩全集』第4巻より「押絵と旅する男」:乱歩と挿絵画家~その10「押絵と旅する男」 昭和4年(1929年)6月、『新青年』(博文館)に発表された短篇。 この頃の『新青年』編集長は、横溝正史のあとを継いだ延原謙(1892~1977年)でした。 日本の..
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『江戸川乱歩全集』第4巻より「虫」:乱歩と挿絵画家~その9講談社版『江戸川乱歩全集』第4巻「猟奇の果」(1969年7月初版) 収録作品は次のとおり。(頭に★印のついた作品が横尾忠則の挿絵付きです) ★「虫」、★「押絵と旅する男」、★「猟奇の果」、★..
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『江戸川乱歩全集』第3巻より「孤島の鬼」「蜘蛛男」:乱歩と挿絵画家~その8「孤島の鬼」 昭和4年(1929年)1月〜昭和5年2月、『朝日』(博文館)に連載された長篇。 私事から入って恐縮ですが… 遠い昔、高一か高二の夏休み― 田舎の祖母の家で、何日間..
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