記事「おくのほそ道」 の 検索結果 53 件
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松例祭 2023六月三日、羽黒山に登る。図司左吉と云者を尋て、別当代会覚阿闍梨に謁す。南谷の別院に舎して、憐愍の情こまやかにあるじせらる。 四日、本坊にをゐて俳諧興行。 有難や雪をかほらす南谷 五日、権現に詣。..
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石巻十二日、平和泉と心ざし、あねはの松・緒だえの橋など聞き伝て、人跡稀に雉兎蒭蕘の往かふ道そこともわかず、終に路ふみたがえて、石巻といふ湊に出づ。「こがね花咲」とよみてたてまつりたる金花山、海上に見わたし..
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平泉の夏9月1日(日)、岩手県平泉町を訪れた。前日は宮城県塩竈市と松島町を訪れて秋田に帰り、ちょっとした強行軍。でも今回は一人旅なので、気軽と言えば気軽かも。 JR平泉駅から毛越寺に真っ直ぐ伸びる道が毛越..
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松島島巡り遊覧船早朝、塩がまの明神に詣。国守再興せられて、宮柱ふとしく、彩椽きらびやかに、石の階九仞に重り、朝日あけの玉がきをかゝやかす。かゝる道の果、塵土の境まで、神霊あらたにましますこそ、吾国の風俗なれと、いと貴..
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立石寺の御朱印山形領に立石寺と云山寺あり。慈覚大師の開基にして、殊清閑の地也。一見すべきよし、人々のすゝむるに依て、尾花沢よりとつて返し、其間七里ばかり也。日いまだ暮ず。麓の坊に宿かり置て、山上の堂にのぼる。岩に巌..
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象潟江山水陸の風光数を尽して、今象潟に方寸を責。酒田の湊より東北の方、山を越、礒を伝ひ、いさごをふみて其際十里、日影やゝかたぶく比、汐風真砂を吹上、雨朦朧として鳥海の山かくる。闇中に莫作して「雨も又奇也」..
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出羽仙台街道中山越南部道遙にみやりて、岩手の里に泊る。小黒崎・みづの小島を過て、鳴子の湯より尿前の関にかゝりて、出羽の国に越んとす。この路旅人稀なる所なれば、関守にあやしめられて、漸として関をこす。大山をのぼつて日既..
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末の松山それより野田の玉川・沖の石を尋ぬ。末の松山は、寺を造て末松山といふ。松のあひゝ皆墓はらにて、はねをかはし枝をつらぬる契の末も、終はかくのごときと、悲しさも増りて、塩がまの浦に入相のかねを聞。五月雨の..
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壷の碑壷碑 市川村多賀城に有。 つぼの石ぶみは高サ六尺餘、横三尺斗歟。苔を穿て文字幽也。四維国界之数里をしるす。此城、神亀元年、按察使鎮守府将軍大野朝臣東人之所置也。天平宝字六年参議東海東山節度使同将軍恵..
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立石寺の新春1月7日(日)、立石寺を訪れた。昨年10月1日に秋の立石寺を参拝したが、今回は雪景色を見たくなたので。 JR羽前千歳駅 奥羽本線所属駅で、仙山線の終点駅。 羽前千歳駅から眺めた奥羽山脈..
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鶴岡羽黒を立て、鶴が岡の城下、長山氏重行と云物のふの家にむかへられて、俳諧一巻有。左吉も共に送りぬ。川舟に乗て、酒田の湊に下る。淵庵不玉と云医師の許を宿とす。 あつみ山や吹浦かけて夕すヾみ ..
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羽黒山六月三日、羽黒山に登る。図司左吉と云者を尋て、別当代会覚阿闍利に謁す。南谷の別院に舎して憐愍の情こまやかにあるじせらる。 四日、本坊にをゐて誹諧興行。 有難や雪をかほらす南谷 五日..
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