記事「アラスカ」 の 検索結果 480 件
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アラスカ⑫ 帰還~レイブン・ジャーニークリンギット族、ハイダ族だけでなく、アサバスカンインディアン、そしてエスキモーの人々までワタリガラスの神話を持っているのはなぜだろうか。その偶然性を長い間不思議に感じていたのです。 それは決して..
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アラスカ⑪ ルース氷河~氷河湖日本に帰って、慌ただしい日々の暮らしに戻り、ルース氷河のことなど忘れてしまってもいい。 が、五年後、十年後に、その記憶を知りたいと思う。一つの体験が、その人間の中で熟し、何かを形作るまでには少し..
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アラスカ⑩ アンカレッジ~空へLife is what happens to you while you are making other plans. (人生とは、何かを計画している時に起きてしまう別の出来事のこと。) ..
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Intermezzo ~マッキンリー~二世紀も昔、中央アラスカに暮らしていたインディアン、エスキモーの人々は、この偉大な山容を様々な名前で呼んでいた。 デナリ、ティネイダ、トウラレイカ……しかし未明のアラスカに船で近付いてきた当時のパ..
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アラスカ⑨ オーロラ~再びアンカレッジへ(『アラスカ⑧ カリブーの行方』より続き) デナリ国立公園のツアーからロッジに戻り、その日は雨と雪が収まるまでのんびりと過ごすことにした。休む間もなく各地を訪れる忙しない旅ではなく、ゆっ..
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アラスカ⑧ カリブーの行方風とカリブーの行方は誰も知らない。 (極北のインディアンの言葉) カリブーは、極北の放浪者。ある日、ツンドラの彼方から現れ、風のよ..
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アラスカ⑦ デナリ国立公園~紅い絨毯九月のマッキンレー国立公園は息をのむようなツンドラの紅い絨毯に覆われていた。 それぞれの植物がそれぞれの紅葉を進め、日に日に広大な原野の色を深くしてゆく様は、まるで音のない色のオーケストラを見て..
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アラスカ⑥ 到着~雨のデナリ(『アラスカ⑤ アラスカ鉄道~デナリ国立公園へ』より続き) 平原、針葉樹林、川、峡谷……。いくつもの風景が過ぎていき、次第に列車は目的地へ近付いていく。出発時ははるか彼方に見えていた..
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アラスカ⑤ アラスカ鉄道~デナリ国立公園へアラスカの自然には箱庭的な美しさはない。けれども、アメリカ本土やカナダの美しい自然がよってたかってもかなわないものがある。それは果てしなく続く未開の大地の広がりだ。 地平線の向こうからは、また新..
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アラスカ④ アンカレッジ駅~アラスカ鉄道飛行機と電話はこの世界をつくづく狭くしてしまったが、しかし、幸いなことにこの世界はまだ汽車が思う存分に走りまわれるほど広くもあるらしい。 (池澤夏樹「汽車と、..
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アラスカ③ アンカレッジ国際空港~市内へ人間は宇宙の時代に入ったというけれど、古代の人々は、きっと今の我々よりもっと強く宇宙を意識していたんじゃないかな。 つまり、知識としてではなくて、自分の存在と深く関わる神話という方法で……。 ..
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アラスカ② シアトル乗り継ぎ~アンカレッジへ(『アラスカ① 空港へ~出発』より続き) 羽田を出発した後は、まずアメリカ西海岸のシアトルへ行き、そこでアラスカのアンカレッジ行きの機に乗り換える。シアトルまでは約9時間。乗り継ぎに2時間。..