記事「ニヒル牛」 の 検索結果 454 件
-
きみが くれたもの。「センジツハ アリガトウゴザイマシタ オレイノシナデス。」 呼び鈴が鳴っていたが、気づくのが遅く スリッパが片方脱げた無様な格好で、 玄関に向かった。 もう人影はなく、ダンボール..
-
黒猫が飛び立った。黒猫は、背中に魔女を乗せて 飛び立った。 生まれて間もないその魔女は、 由緒ある血筋で 本来なら、黒く深い森の魔女宮で すやすやと眠っていれば 良いはずであった。 しかしながら、..
-
ゆびわ ものがたり2 ちかい「マタアエルト オモイマスカ。」 会うのがいいのか どうなのか 楽しかったことには 違いないが 「月面に五日ほど住みました。」 なんてことは、 誰も信用してくれない。 家族も、..
-
ゆびわ ものがたり1 まほうの はじまりカツン ガツゴツ カチ・・・ 壊れたコップが くっついた。 むん にゅ~ どすん! 壁を通り抜けたら タンスにぶつかった。 ひゅ~ん ビリ くら ※∞▲× 浮..
-
ハロウィンの・・ねこ。その家に住むようになった訳は、 あまり語りたくないが、 昔からの友人の家であることだけは、 伝えておこう。 まだ、寒いというほどでもない時期なので、 リビングのソファーをかりて、 布団..
-
魔女の・・・気持ち。。。。この国では、魔女としては、生きにくい。 どんな素晴らしい秘薬を知っていても、 勝手に作って、誰かに渡してしまったら、 薬事法に触れてしまう。 ホウキで、空を自由に飛んだら、 航空法で..
-
ある夜の・・・・お話。。。。抱えていたプロジェクトが、無事に終わった。 別の支店から新しくやってきた部長が、彼をこの企画のチーフに選んだ。 チーフとして企画に携わるのは、初めてのことだった。 小さな企画なので、日常業..
-
秋の・・・美味しいもの・・フェアー。。。。ケーキを買ってくるように、 頼まれた。 ケーキを買うのは、年に2回くらい。 娘の誕生日とクリスマス。 誕生日は、チョコレートケーキ。 ..
-
馬車に乗って・・・・行こう。。。コミュニティーバスを待っている。 この道も以前は、民間バス会社の路線バスが走っていたが、 数年前に廃止になった。 駅まで、歩いて20分くらい。 普段は、バスに乗ることもなかったが、 今日..
-
気球・・・うらない。。。。窓から、 気球レースの様子がよく見える。 「どの気球が、一番先に、あの川を超えられるだろうか。」 「賭けるかい。」 「いや、占いだ。」 「何を占うんだい。」 「決めた、あの赤と青..
-
はたらく・・・くるまたち。。。。「街のヘリコプターって言うらしい。」 「何が?」 「この車」 「プロペラでも、ついてる?」 「それはない。小回り良く、街の中を動き回るから。」 「3輪だし、ピザ屋さんのバイクの車版かな。」 ..
-
町中を走る・・・・車たち。。。。「昨日、懐かしいものを見たよ。」 「なんだい、それは。」 「ハコスカ」 「走ってたのかい。」 「ああ、しゃれたホイールだった。」 「よっぽどの、車好きだ。」 「エンジン、積み替えたとか。」..