記事「ブルドッグ」 の 検索結果 1538 件
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新たな778日目「ねぇ、ねぇ、硬いの、それ?」「まあ、硬いちゃあ硬いかな」「じゃあ、柔らかいの?」「う~ん、柔らかいちゃあ柔らかいかな」「おいしい?」「それほどでも」「ホントかなぁ?分かった、甘いんでしょう?」「む、..
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新たな777日目思い出というのは、ぼくの身体のどの辺にしまってあるのだろう。楽しいこと、悲しいこと、喧嘩したこと、寂しかったこと、とろけるようなこと、まだまだ一杯あるはずだ。ずっと一緒だから、ガルボの分まで合わせると..
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新たな776日目「何だ、口ほどにもないな。足並みを揃えて行進をしようと云ったのはガルボのほうなのに、たった2時間くらい練習したらこのざまかい?」「でもさ、飲まず食わずで、おまけに休憩なしなんだから、そりゃあ、疲れるわ..
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新たな775日目「右、左、右、左」「いち、に、いち、に」「あれ?あんた手足が逆よ、わたしに合わせて、右、左、右、左。別に難しこと云ってるんじゃないわよ。これが行進の基本でしょう。わたしは日体大の清原先生じゃないから、..
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新たな774日目見返り美人なら絵になるが、見返りブル公ならコミックにしかならない。菱川師宣のその肉筆画では、歩みの途中でふと足を止めて振り返った印象的な姿は、「菱川様の吾妻俤」と謳われたそうだ。意外にも、何とモーニン..
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新たな773日目渋谷のハチ公に会う目的だけで行くひとはいまでは少ないだろうが、ここは違う。みんなハチ公に会いに来ているのだ。顔を覗いてみたり、撫でてみたり、あるいは上野先生のカバンの取手を握ってみたり、持ち上げようと..
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新たな772日目水は生きてゆくためには、必要だ。ぼくもガルボも、大きな容器に張られた水を、毎日グビグビとたらふく飲む。陽射しの強い日や、庭を走り回って呼吸がやっと落ち付き始めたときなどに喉に流し込むと、いつもと同じ水..
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新たな771日目この写真をどうしても和風に思ってしまうのは、花札の「梅に鶯」を連想してしまうせいだ。もちろん、この鳥がメジロ、この木がサクランボと承知していてもだ。そんな訳だから、これを見て、若いふたりが何やら楽しい..
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新たな770日目「第一発見者は女と云ったな?」「はい、警部。女の声で通報がありました」「若い女か?」「はい、多分・・」「それで、どんな様子だった?」「どんなと申しますと?」「鈍いヤツだなあ。慌ててたとか、おどおどして..
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新たな769日目大きな木の下にいると、どうしてこんなにも気持が落ち着くんだろう。お天気の日にはちょっとひんやりして、爽やかな風が吹き抜けたのか知らんと思ってしまう。まあ、云ってみれば、ミニ森林浴みたいなものかも知れな..
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新たな768日目突然TV画面で流れた速報。前日開通した北陸新幹線で何かまた、と不穏に思った瞬間、鈴木雄介選手、男子20キロ競歩で世界新。まさかのほうが先に浮かんだ。日本選手が陸上のトラックやロードレースで世界新記録を..
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新たな767日目コーヒーカップのなかにはどんな世界が広がっているのだろうか。家人が飲み終えたあと、ふと思った。遊園地のそれのように、もしかしたら恋人たちがその回転速度にはおよそそぐわない大袈裟な悲鳴をあげて、子供によ..