記事「ヘルマン・ヘッセ」 の 検索結果 65 件
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2538 さまざまな春が来る 暗くて寂しい藤村の詩だが……(近所で咲いたボケの花) 春はきぬ 春はきぬ さみしくさむくことばなく まづしくくらくひかりなく みにくくおもくちからなく かなしき冬よ行きねかし 島崎藤村(1872~1943)の詩集..
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2531 あなたが感じる音楽の色は 《芭蕉布》の青は沖縄の悲しみ(沖縄の世界遺産・勝連城跡) 音楽に「色」を感じることがあるだろうか。感じると書いたのは、音楽評論家の吉田秀和だ。その説明を読んである程度納得した。私はクラッシック音楽ではないが、沖縄を歌った《芭蕉布..
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2506 「畑おじいさんよ」さらば 変わり行く風景毎朝ラジオ体操をやっている広場近くの平屋の家が、最近取り壊しを始めた。たしか、高齢の夫妻が住んでいたはずだが、どうしたことだろうと、ラジオ体操仲間が驚いた顔をしている。10年ほど前に引っ越してきて、..
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2505 禁書運動広がる米国 分断社会の反映か社会主義国や独裁国家は別にして、民主主義の国では「焚書」(ふんしょ)や「禁書」という言葉は死語になっているかと思っていたら、そうではないようだ。民主主義のリーダーを自認するアメリカでここ数年、性的少..
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2308 バラが咲くのは不思議なのか ラクダの餌にもなる?(ツルバラ・アンジェラ)一年で一番さわやかな季節といっていい。周辺を散歩していると、庭からかぐわしいバラの香りが漂ってくる。北原白秋の短い詩『薔薇二曲』を頭に浮かべながら歩く。調整池の周囲にある野ばら..
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2302 朝寝坊はもったいない! 自然に接する季節(満開の藤の花) このところ、自然に接することが多い。4月は百花繚乱の季節だから、様々な花々を見て、生きていることを実感する。毎朝、ラジオ体操に集まる広場の後ろの森では「キンラン」が増え、愛らしい黄色..
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2113 落ち着きがない日常 ヘッセの手紙と共通する現代「私どもは、とても耐えられないほど落ち着きのない暮らしをしています。3カ月このかた、たえずドイツから少しずつ悲惨な知らせが手紙を通じて、不穏な気配を通して、滞在客や訪問客を通じて私のもとへ届..
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【庭仕事の愉しみ】ノーベル文学賞も受賞しているドイツの文豪ヘルマン・ヘッセ。しかし彼の人生の道のりは穏やかなものではありませんでした。1877年、南ドイツの牧師の家庭に生まれ、神学校に進みますが、13歳の頃から「詩人に..
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《夕暮の階調/上高野》ヘルマン・ヘッセに『木々』(Bäume, insel Taschenbuch)という本がある。著作の中から木々について考察した文章と木々が重要な役..
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《ヘッセの詩:「眠りにつこうとして」》(Beim Schlafengehen)Beim Schlafengehen Hermann Hesse Nun der Tag mich müd gemacht, Soll mein sehnliches ..
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《何かおいしいものを》今日同志社の春学期の期末の試験をして、これで前期の授業は終り。ドイツ語応用2、3の授業はこれで終わりになるので、授業でその学生たちと会うのも今日が最後だ。毎回疲れたが、今日の試験の学生のできは..
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《浅川マキの「少年」》きのう、浅川マキの「少年」が、なぜか心に浮かんできた。いろんなことがからまっているんだろう。ひとつはその二日前にみた日没。愛宕山へ沈んでゆく陽をずっと見ていたこと。またその次の16日に授業で学生..
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