記事「三好伊三」 の 検索結果 13 件
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紀州九度山 真田庵 真田十勇士 【和歌山】真田庵 真田十勇士 霧隠才蔵 穴山小助 猿飛佐助 筧十蔵 根津甚八 由利鎌之助 海野六郎 三好伊三 望月六郎 三好清海 ..
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第六章-2-四国を制圧して、羽柴秀吉は姓を豊臣と変えた。 まだ九州を平定はしておらず、関東もいつ反旗を翻すのか分からない状況ながらも、ほぼ天下を統一したことになる。 「これから戦のない世の中になるんだろう..
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第六章-1-明石に戻ってきた貴龍丸は、そこで幸村たちを降ろした。 「行く当てがあるのか?」 根津甚八は心配そうに幸村を見た。 仕える先もなく、住む家も持たない少年は、それでもにっこりと笑った。 「少..
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第五章-10-幸村の所在を探すには貴龍丸に行けばいいのだが、必ずしもそこにいるとは限らない。 あちこちの船に顔を出して、手伝いをしている。そこでわずかばかりの駄賃を得たり、食料を貰ったりしているらしい。 ..
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第五章-5-貴龍丸は幸村たちを置き去りにはせずに、明石の港で待っていてくれた。だが、三日前とは事情が少しばかり違っていた。 「知り合いに会っちまったんだ。参戦はしないが、後方支援を頼まれた。乗せていってもいい..
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第五章-3-明石で一旦船を下りて、甚八たちは食料などの補給をした。 三日はここで停泊すると聞いたので、幸村たちも船を下りて、久しぶりに宿をとることにした。 「置いていかれたらどうするよ」 こんな所で置..
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第五章-2-甚八の船「貴龍丸」は、素晴らしい速度で西を目指した。 「瀬戸内は海流が複雑なんだ。読み間違えたら押し戻される。羽柴軍は、このあたりの村上水軍を率いているから問題ないだろうが、小さな島も多いし、海岸..
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第四章-10-幸村たち一行は京へは行かず、大和との国境を山伝いに迂回して、堺の町へやってきた。 途中、雪に遭ったり道なき道を取ったりしたので、結構な時間がかかってしまった。ほぼ野宿という行程は、真冬の寒さで余..
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第四章-9-琵琶湖の南端、瀬田で待つこと一日。三次兄弟が追いついてきた。 世間は正月である。 それを祝うことも出来ない四人は、村はずれで無人の小屋を見つけ、ささやかに年明けを迎えた。 「これからどうす..
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第四章-6-琵琶湖畔に着いた幸村たちは、長浜に逗留した。 信濃の山育ちの幸村にとって、長浜の町は信じられないくらい大きな町だった。 それでも京の都はこんな比ではないと言う。 「さっさと京に行こうや」 ..
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第四章-5-宿を出発した後、少年二人のとった道はさらに西を向く旅だった。 「おい、どこへ行くつもりなんだ?」 別にどこに行くのでもいいが、行く宛てくらいは知っておきたかった。 清海の問いに、幸村は振り..
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第四章-3-峠を降りる幸村たちの後を、大小二人の男がついていく。 幸村は途中ですれ違う数少ない旅人に、にこにこと無邪気な挨拶をする。 特に急がない相手は立ち止まり、子ども相手に、峠を歩いてきたのは偉いと..
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