記事「中国思想」 の 検索結果 41 件
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安岡正篤「易と人生哲学(致知選書)」(2)●【下経三十六卦】 上経はいくらか理論的・抽象的で、下経になると非常に具体的・実践的になり、易らしいというか一段と面白くなってくる。 31.沢山咸咸は感で、心のふれあい。夫婦、恋愛の始まりの卦。32..
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安岡正篤「易と人生哲学(致知選書)」(1)致知出版・竹井出版(1988/09)ISBN-10:4884741641●人類の興亡の歴史を研究し、行き詰まったトインビーが東洋の易を発見し、六十四卦循環の理を知るに及んで、初めて活眼を開くことができ..
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加島祥造「肚-老子と私」(2)●ロレンスは、ヨーロッパの文化が今まで、太陽神経叢でなく、胸部神経叢ばかりに傾いていた、と言う。胸部は科学的論理(ナショナリズム)と宗教的倫理精神(スピリチュアリズム)の働くところであり、その結果、ヨ..
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加島祥造「肚-老子と私」(1)日本教文社(2005/07)ISBN-10:4531064003●気があらゆるところに充ちていれば、「心」もあらゆる場所に存在する。 (石田秀実著『気・流れる身体』)流動する身体の中に「心」はあるのだ..
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アンリ・マスペロ「道教(平凡社ライブラリー321)」(5)●十字架の聖ヨハネは、「超脱」とは「物の不在ということではない。なぜなら、もし欲望が残るならば、物がなくてもそれは超脱ではないからだ。そうではなくて、超脱は欲望を抑え、快楽を避けることにある」というこ..
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アンリ・マスペロ「道教(平凡社ライブラリー321)」(4)●老子の弟子といわれる列子は、老子以上に実在の人物かどうか疑わしい。この名をつけた書物の中で確かだと認められる章は荘子の学派の作品であって、紀元前3世紀の中頃より以前に遡ることはまずない。その存在が確..
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アンリ・マスペロ「道教(平凡社ライブラリー321)」(3)●『安般経』の「安般」は、サンスクリットの「anapana(呼吸)」の音訳で、正統な仏教経典である。そこに記述されている呼吸法は、道教とは異なっている。道教では長い時間をかけて空気を吸い込み、できるだ..
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アンリ・マスペロ「道教(平凡社ライブラリー321)」(2)●「内観」は精神生活の入口にすぎない。より深い宗教的生活に憧れる人々は、さらに遠くに進んでゆく。道教の基本は「無為」だ。およそ自然になるものは、意をもってなされるものよりも勝る。気の術において「気の溶..
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アンリ・マスペロ「道教(平凡社ライブラリー321)」(1)川勝義雄訳 平凡社(2000/01)ISBN-10:4582763219●3つの丹田にはそれぞれ神が住んでいて、悪い精霊や悪気から守っている。ところが不吉なものも守護神たちの直ぐそばにいる。最も有害な..
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下村澄・清水榮一「安岡正篤・中村天風の帝王学」プレジデント社(2000/10)ISBN-10:4833417146●「忘年の交わり」(若くしては老人と交わり、老いては青年と交わる)こそが、世の中を動かす力となる。●「縁尋機妙、多逢聖因(えんじんき..
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荘子 その2 天寿を全うせよ~無用の大木~ まったくなんの役にも立たぬ無用の大木だ。だからこそこんなに大きく育ったのだ 神木として祀られ、多くの見物人を集める巨大な大木。 それを見た大工たちは感動してしまったのです..
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荘子知恵や作為、思慮分別と言った賢人として欠かせない行為を一切否定しまくった荘子。 孔子や荀子、韓非子といった多くの思想家たちが、国家・人間は「こうあるべき」と説いたのに対し、荘子が説くのは「自然本..
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