記事「北アルプス」 の 検索結果 2066 件
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山登ってみよう【槍ヶ岳・前編】深田久弥は、著書「日本百名山」の中で、富士山を日本人憧れの山とするとともに、槍ヶ岳は日本に生まれて山に魅せられた人間が憧れる山だという意味のことを書いている。異論もあろうが、けだし真理なのだろう。か..
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山登ってみよう【槍ヶ岳・中編】そして雪渓が終わり、また夏道。心なしか傾斜が増しているような気がする。もしくは空気が薄くなってきたせいか、だいぶ長丁場になってきたせいか、歩いていて息が上がる。とにかく、だんだん苦境に追い込まれてき..
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山登ってみよう【槍ヶ岳・後編】夜半、頭痛とともに目が覚めた。場所が場所である。これが高山病でなくて何だというのか。それでなくても、体質的に高山帯に弱いことは自覚しているのだ。気のせいで済ますには結構症状が重いため、布団の中で転々..
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山登ってみよう【小蓮華山から白馬岳・前編】今から10年ほど前、足掛け3年にわたってNHKで放送されたスペシャルドラマが、「坂の上の雲」である。そして、そのエンディングでいい感じの山の映像が使用されていたので、気になっていた。NHKの実直な仕..
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山登ってみよう【小蓮華山から白馬岳・中編】白馬大池山荘の前で小休止の後、リスタート。直後に始まる坂の傾斜は、大したものではない。が、予想通りスピードが乗らない。歩いてきた距離、登った高さともに大したものではなく、脚は十分に残っているのだけれ..
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山登ってみよう【小蓮華山から白馬岳・後編】白馬と言うと一大リゾート地のイメージがあるのだが、リゾート地=交通至便と言うわけでもないらしい。一応、JR大糸線が通ってはいるものの、運行本数が決して多くない。場合により名古屋行き特急が止まると言っ..
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山登ってみよう【笠ヶ岳・前編】笠ヶ岳は、奥飛騨の山である。無名の山というわけではなく、その端正な山容からむしろ有名な山の部類に入り、百名山の一座にも選定されてるのだけれど、近在の槍穂高連峰にも立山連峰にも属さず、したがって北アル..
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山登ってみよう【笠ヶ岳・中編】ほぼほぼ平坦な杓子平を歩き抜くと、再び登り坂が始まった。岩が転がり、一見すると歩きやすい印象ではないけれど、荒廃しているわけではないので、意外に足元はしっかりしている。そして予想通りだけれど、やはり..
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山登ってみよう【笠ヶ岳・後編】小屋泊まりも数度目になると、いろいろな知見が蓄積されてくる。冷池山荘の太っちょや槍ヶ岳山荘の頭痛などの失敗を乗り越え、今回は部屋の中の誰よりも早く、19時過ぎには眠りについたのだけれど、空気薄めの高..
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山登ってみよう【奥穂高岳・前編】奥穂高岳は、穂高連峰の盟主ともいわれる山で、その標高は3190mに達し、日本で第三位の高峰ということになる。一位は言わずもがな富士山で、二位はかつて登頂を断念した北岳。それに続く標高を誇る。ちなみに..
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山登ってみよう【奥穂高岳・中編】涸沢ヒュッテは、冬季には完全閉鎖されるのだそうである。場所柄雪崩に見舞われることがしばしばで、いろいろ大変そうだ。デアゴスティーニが発売している「日本の名峰DVD付きマガジン」のごく早い巻では奥穂高..
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山登ってみよう【奥穂高岳・後編】朝が来た。どうせ雨がしとしと降り続くような天気だろうと高をくくっていたのに、窓の外を見てみるとどうも様子が違う。既に行動を開始し始めようとしている一部の登山者が、小屋前のテラスにたむろしているのだが..