記事「北森鴻」 の 検索結果 83 件
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『深淵のガランス』 北森鴻花師にて絵画修復師の佐月恭壱のシリーズ。最後の「凍月」は短編だが、表題作「深淵のガランス」、そして特に「血色夢」は中篇というか、長編ばりの濃さ。 「深淵のガランス」は、絵画の修復を依頼する画家の..
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『蛍坂』 北森鴻香菜里屋シリーズ第3弾。「猫に恩返し」そして「双貌」は、なかなか凝った作りになっていると思った。好みで言えば、「孤拳」かも。ラニアン、は知っている人はとっくに知っていたのでしょうねえ…私は存じませんで..
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『桜宵』 北森鴻ビアバー「香菜里屋」シリーズ第2弾。今、苦労して漢字変換して気がついたが、香り、菜っ葉とか惣菜、そして、里、という文字については、もしかすると作者が意味をも考えて選んだ漢字なのかもしれない。そうそう、..
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『花の下にて春死なむ』 北森鴻ビアバー「香菜里屋」に持ち込まれる不思議について謎解きをする常連とマスターの工藤哲也。 この本の収録分では(ってまだ他は未読だが)、俳人・片岡草魚が最初と最後のテーマとなり、いわば片岡草魚シリーズと..
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『瑠璃の契り 旗師・冬狐堂』 北森鴻短編集第2弾。陶子が目を患ったりして旗師生命の危機? 「瑠璃の契り」は硝子さんの事情、「黒髪のクピド」は陶子やプロフェッサーDとかに絡む話。雅蘭堂さんも登場。 無粋な人間には、人形の良さとか怖..
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『緋友禅 旗師・冬狐堂』 北森鴻『狐罠』の宇佐見陶子シリーズの短編。何が驚いたかって、宇佐見陶子が短編になって、講談社から文春にコンバートされていたことだった。 まあ他の作家でもあるといえばあるのだが…長編が講談社、短編が文芸春秋..
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『孔雀狂想曲』 北森鴻宇佐見陶子のシリーズにも顔を出している雅蘭堂・越名集治が探偵役となるシリーズ。 割りに渋い読後感。 登場人物のキャラクターははっきりしていて、最初の「ベトナム ジッポー・1967」で危うく万引き未..
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『狐闇』 北森鴻『狐罠』に続く宇佐見陶子シリーズの長編。事故にあったり、古物商の免許を剥奪されたりと、こちらの方が「罠」じゃないかな?と一瞬思ったり…。でも、秘史ということを考えると、やっぱり「闇」で正解? そして..
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『写楽・考 蓮丈那智フィールドファイルⅢ』 北森鴻表題作の「写楽・考」は中篇、宇佐見陶子も出てくるし、なんと言っても「狐目」氏がついに本名を!なんかクイズになりそう…「問題:狐目の教務部主任の名前は?答え:高杉康文」なんて…(意味不明) 途中、「べ..
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『触身仏 蓮丈那智フィールドファイルⅡ』 北森鴻シリーズ第二弾。解説にもあったけど、那智も骨折したり行方不明になったり、生傷が絶えなくなってきた。同じ作者の宇佐見陶子と比べ、いやいや頑丈なこと。 そして、この本ではやはり教務の「狐目」が正体を..
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『凶笑面 蓮丈那智フィールドファイルI』 北森鴻民俗学の助教授(今では准教授というらしい)の蓮丈那智(女性)と助手の内藤三國がぶつかる数々の事件。探偵役とワトソン役(文字通り「助手」)の二人と公開できない事件簿という古典的?な体裁で、そして民俗学上..
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『狐罠』 北森鴻買ってから長らく、積読状態で置かれていた本(汗) 本棚の整理をしていて発掘。 プロローグがいきなり英国でちょっと驚く。しかし、伏線はしっかりと生かされてあった。 店舗を持たずに骨董品を取..