記事「子ども時代」 の 検索結果 34 件
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「隅から斜めに降りてくる」あの夜,全身麻酔から意識が戻った時 最初にしたのは,足先が動くかどうかを確かめてみることだった。 意志通りに指先にちゃんと力が入ると分かった時の,深い安堵感は忘れない。 息子が12歳になっ..
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怒ってごめん最後に妹と会った日から丸2年過ぎた。 2015年の9月19日。週末か祝日にあたっていたのだろう。 妹がこの家に来る時は大体そうだったように,義弟の運転で地元に帰ってきた。 高速を使っても..
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母の最後の言葉今日は母の誕生日。 私の中で,母を連想する色は紫。または,深い青。 特に紫色を好んでいたような逸話も覚えていないのに, 何故かこの系統の色のイメージがある。 遺..
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非日常感で始まった朝大災害の警報ではなく「ミサイル発射警告」でJアラートを聞く日が, こんなにあっさり訪れるとは。 今朝は,出張する夫の見送りで普段よりかなり早く起きていた。 そろそろ玄関に出ようか,とい..
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無邪気さというものL.ディカプリオ主演の「アビエイター」の中で 深刻な強迫神経症に陥ったハワード・ヒューズは部屋に閉じこもってしまう。 水にも触れられない為に伸び放題になった髭を, 別れた恋人役のK.ベッ..
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子どもの頃の海外旅行こんにちは!!臓器セラピストmakotoです。 子どもに頃は父が旅行好きであったためか、よく海外へと連れて行ってもらいました。 ただ、あまり出かけることを好む子どもではなく家でゆっくり..
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夏の香り刷り込みの威力というのだろうか。 学校が長期休業に入る時期,大人になって久しい今も「夏休み感」が湧いて来る。 実際に仕事を休めるのは私の場合,8月中旬になってからなのに 7月下旬か..
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落とし穴「あの頃もし何の制約も無かったら,なりたかった職業って,あった?」 ある時メールやり取り中,妹にこう尋ねてみたことがある。 はっきりと覚えているEの返事は,こうだった。 「なり..
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母と妹の人生を変えたもの子どもの頃, 母方の祖母の家に親族一同が集まるお盆は夏休みの楽しみの一つだったが 幼い身ながら気になる事が一つ,あった。 皆が集まると必ずと言っていいほど,祖母は「ある人物」の話をする..
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「昭和」の色が残る町で週末に所要で,子ども時代に住んでいた地域まで車を走らせた。 車で30分程の距離にありながら普段行く用件は,あまり無い。 でも行く度に胸が痛くなる。強烈に懐かしい。 少なくとも妹が7..
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やるせない思い妹の身に起きた事を納得して受け入れる日が来るとは到底思えないし,あまりに哀れで酷すぎて,常に血を流すような思いでいるのは間違いない。 それでも,時にはE本人への怒りに近い感情が湧き立ってくる日も..
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母親の影母は脊髄腫瘍の手術結果が思わしくなく, 36歳で歩けなくなった。 妹が7歳,私は12歳の秋のことだ。 長期入院をしていた母が帰宅すると父から聞いた日, 喜んで待っていた私たち..