記事「文春文庫」 の 検索結果 146 件
-
「体は全部知っている」吉本ばなな著映画“ロスト・チルドレン”をDVDで何度目か観てて、やっぱジュディット・ビッテ様はお美しい、というのは別の機会になんぼでも語るとして、培養液に漬けられた脳が出てきて、この映画って脳が描き出す歪みが基本..
-
「裁判長!ここは懲役4年でどうすか」北尾トロ著これはもう、タイトルが上手いです。 内容はゴシップ裏もの系雑誌の連載をまとめたもので、まぁ言ってみれば編集部からの提案に応じてライターが2年ほど刑事裁判を傍聴した体験記である。単行本化に際して雑..
-
「イン・ザ・プール」奥田英朗著主人公は精神科医。積極的に治療するでもないのになぜか寛解する患者たち。を描いた短編集。続編は直木賞を受けている。 とだけ情報を得ると、エンタテインメントでありつつ現代日本の病理をえぐったカウンセ..
-
「支店長はなぜ死んだか」上前淳一郎著この記事を書いているゴールデンウィークの華やかな気分に相応しく、今回ご紹介する順番に巡り合わせたウチの文庫本は、・・・文庫本はッ、いきなりタイトルに『死』とか付いてる暗いノンフィクションですッ! ..
-
「熱帯魚」吉田修一著疾走感と停滞感を併せ持つ、"現在"を描いた短編小説集。 と、いきなり一行目にそれらしくまとめた結論めいたものを書くのは、いつもこのWeblogは酒を飲みながら書いているので、テキストがどこに向..
-
「青春を山に賭けて」植村直己著世界で初めて五大陸最高峰すべてに登頂した著者が、その快挙に至るおおむね20歳代までをまとめた手記。著者はそののち南極単独横断などの冒険行を達成し、43歳で北米マッキンリーにて消息を絶った。 な..
-
「わんぱくニコラ(I)(II)」(サンペ・絵、ゴシニ・文)ガキゆうのはバカでチョコマカしてて泣くし喚くし知恵は無いのに稚拙な理屈はこねるし、まったくもってどーしよーもない。わたしは子供に生まれてこなくて本当によかった。諸星大二郎さんの名作短編『子供の遊び』..
-
「リモコン症候群」泉麻人著“花の色は 移りにけりな いたづらに 我が身 世に経る 眺めせし間に” こんなblogを企てると、20年近く前に新刊で読んでそのまま本棚に放り込んだ文庫本を時空を超えて読み返すハメに陥るワケで..
-
「敗れざる者たち」沢木耕太郎著スポーツを題材に採ったノンフィクションの先駆け。6編。 栄光の輝きよりも挫折の陰影を丹念に描き出しているのがポイント。 光あるところに影があり、むしろ大多数の影によって一点の光はなお輝きを増す。..
-
第70回 すずらん「お家」読書会第70回 すずらん「お家」読書会 2022年11月20日 参加者 Makiさん、河さん、あさみさん、みほこ それぞれ忙しい毎日を過ごしながらも何かしら活字生活をしております。 長期的に見る..
-
迷いアルパカ拾いました鴇先生ルート突入か。 迷いアルパカ拾いました (文春文庫)文藝春秋 2014-07-10 似鳥 鶏 Amazonアソシエイト by 「先輩の大きな声が聞こえたので、これは盗み聞きをするべ..
-
ダチョウは軽車両に該当します鴇先生の元カレ登場(ぎゃー) ダチョウは軽車両に該当します (文春文庫)文藝春秋 2013-06-07 似鳥 鶏 Amazonアソシエイト by 「・・・昔の私が、かなり馬鹿だっただけよ..