記事「映画」 の 検索結果 220920 件
-
米国民主主義の強靭さ~映画「フェア・ゲーム」米国民主主義の強靭さ~映画「フェア・ゲーム」 「ミステリ・マガジン」の編集長だった各務三郎の著書に「赤い鰊(レッド・ヘリング)のいる海」がある。冒頭、こう書いている。 ―赤い鰊(レッド・ヘリング)とは..
-
職人技に感動~映画「ゴーストライター」職人技に感動~映画「ゴーストライター」 「戦場のピアニスト」に続くロマン・ポランスキーの作品。いつもながら、職人技とも言えるち密な演出は感動ものだ。始まりも終わりもさりげない。それでいて、味がある。 ..
-
人生は深い~映画「クレイジー・ハート」人生は深い~映画「クレイジー・ハート」 栄光のマウンドが忘れられないメジャーリーガー。かつてのベストセラーに縛られる小説家。もてはやされたころを心に抱えて生きるムービースター。そのいずれでもいい。過去..
-
時代劇で描く「格差と貧困」~映画「一命」時代劇で描く「格差と貧困」~映画「一命」 鍋島藩士による武士道の口述を筆記した「葉隠」の里、佐賀に住んだ作家・滝口康彦は一貫して武家社会の非人間性と不条理を描いた。藤沢周平もこうした視点を持つ作家であ..
-
素材は一級、テイストがあいまい~映画「ハンナ」素材は一級、テイストがあいまい~映画「ハンナ」 雪深いフィンランドの森で、父と暮らす16歳の少女ハンナ(ソアーシャ・ローナン)。彼女はあらゆるサバイバル技術を父エリック(エリック・バナ)に叩き込まれた..
-
「東京暮色」は失敗作か~濫読日記「東京暮色」は失敗作か~濫読日記 「帝国の残影 兵士・小津安二郎の昭和史」(與那覇潤著) 小津安二郎監督の映画「東京暮色」を見た。多くの映画評は「失敗作」という、そうした言説に踊らされ、見過ごしていた..
-
満たされぬ家族愛が生む孤独~映画「愛する人」満たされぬ家族愛が生む孤独~映画「愛する人」 小津安二郎の「麦秋」(1951年)は老いた大学教授(笠智衆)のもとで行き遅れた紀子(原節子)が、周囲の善意の中である男性と結婚し、残された父親がひとり孤独..
-
描いたのは、意識の自立~映画「英国王のスピーチ」描いたのは、意識の自立~映画「英国王のスピーチ」 田中角栄を思い出した。彼も幼いころ吃音症に悩んだ。博労(馬の仲買人)の父はばくちで身を持ち崩し、貧困の中で小学校を出、そのまま職に就いた。父が好きだっ..
-
敗者たちの温かさ~映画「海炭市叙景」敗者たちの温かさ~映画「海炭市叙景」 佐藤泰志の連作18編のうち5編を取り上げ、オムニバス風に仕上げた。「海炭市」は架空の地方都市である。だが、ひと目見れば函館がモデルになっていることは分かる。そこで..
-
美しい農村風景にひそむ闇~映画「白いリボン」美しい農村風景にひそむ闇~映画「白いリボン」 実った穂が一面に揺れる。ところどころに森がある。モノクロの画面に広がる風景はこのうえなく美しい。ドイツ北部の農村。時は第一次大戦の直前。 村のドクターがあ..
-
「映画」という体験~「ヘヴンズストーリー」「映画」という体験~「ヘヴンズストーリー」 「映画を観る」というより「映画を体験する」といったほうがいい。「観客が観たい映画を撮る」というより「撮りたい映画を撮る」という志が潜む4時間38分。長尺も表..
-
あらかじめ失われた恋人たちの物語~映画「ノルウェイの森」あらかじめ失われた恋人たちの物語~映画「ノルウェイの森」 断っておけば、村上春樹と同年代である。1960年代後半を過ごした大学キャンパスではほぼ同様の「洗礼」を受けた。しかし、それがどのように体内に蓄..