記事「歴史小説」 の 検索結果 297 件
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作家・藤沢周平にとって「えらい人」とは?藤沢周平(1927~1997年)の時代小説には 貧しくても誇りを持って生きる下級武士などを主人公にしたものが多く 私はこれまでに好んで色々と読みましたが 写真上の藤沢周平著「周平独言」(中公文庫)はエ..
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地図と拳「地図と拳」(小川哲、集英社)は今年(2022年度)の第13回山田風太郎賞の受賞作。山田風太郎賞の候補作といえば面白い作品と相場は決まっていて、歴代の受賞作もエンターテインメント作品として折り紙つき..
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司馬遼太郎『燃えよ剣』は面白いです時々、時代小説に浸る時期があるのですが、今は新選組にハマっています。 副長の土方歳三、最高にかっこいいと思います。 容赦のない人斬りではありますが、新選組を最強の軍事組織に育てようとした、..
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紫禁城の歴史がわかる本5冊「紫禁城の歴史がわかる本5冊」をまとめました。 取りあげた書籍は…… 『紫禁城―清朝の歴史を歩く』 『北京 故宮博物院展』 『蒼穹の昴』 『紫禁城の黄昏』 『わが半生』 ..
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「国民的作家」考 その2 百花繚乱の中から(その1 より) と言うわけで、全くの個人的事情で、宮城谷昌光の他に「国民的作家」と呼べそうな人がいないか、と探してみる。ある程度何らかの形でメディアに露出していることが基準の一つかも知れない..
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「国民的作家」考 その1 国民的作家の系譜はたと気が付いたのであるが、今現在「国民的作家」と言えば、誰のことになるのだろう? ここでいう「国民的作家」とは、司馬遼太郎氏のような存在である。ひょっとするとこの称号(?)は、司馬遼太郎にのみ..
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『始祖鳥記』 飯嶋和一弟の弥作とともに、腕のある表具師となった幸吉。しかし幸吉はいつの間にか空を飛ぶことに取り憑かれる。 幸吉は純粋に空を飛びたかったのかもしれないが、いつの間にか庶民達の支持を集め、その行為そのものがお..
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『戦国秘譚 神々に告ぐ』 安部龍太郎ものすごく身も蓋もないことを言ってしまうと、後奈良天皇が崩御して正親町天皇が即位の式を挙げるまでの物語ということになります。この間、2年半くらい? 主人公は近衛前嗣、立場は関白。まだ若き、という..
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『王朝序曲』 永井路子私は常々、永井路子は男性を書くのが良いと思ってます。読んでいて、気が楽だから(笑)いや、この人は男性にはけっこう甘いと思いますが。 主人公は藤原冬嗣。ご存知、藤原北家の中興の祖とでも言いましょう..
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『千姫絵姿』 澤田ふじ子今現在、光文社文庫で出ていますが、かなり昔から別のところで出版されていたはず。というか、多分『歴史と旅』あたりで連載されていた記憶があるのだが、違うだろうか・・。 タイトルを見て分かるとおり、主..
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『壇林皇后私譜』 杉本苑子表題の通り、壇林皇后こと橘嘉智子が主人公。嘉智子が嵯峨帝(神野王子)の妃になるところから物語は始まっています。 設定として、嘉智子の従兄・橘逸勢が嘉智子に思いを寄せていたというのが、全体の伏線になっ..
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『花に背いて』 鈴木由紀子直江兼続の妻、お船が主人公。 当然、知っている人は知っていると思うが、お船が直江家の跡取りで、最初に入り婿したのが信綱、そして信綱の死後、お船の夫となったのが兼続である。 (直江兼続って誰?と言う..