記事「水上勉」 の 検索結果 49 件
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『水上勉が語る「日本霊異記」』水上勉目の悪い人、動物に生まれ変わった人、死んでもお経をとなえる人。悪人や食うにくえない貧しい人たちがたくさんでてきます。そんな世って、おろらく今とかわらんじゃないかとおもってしまいます。当時は仏教にたよる..
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『骨壺の話』水上勉著者が70代だったとき、ご自分で骨壺を作られたそうです。その他、医療や竹紙などのエッセイも。”どうせ”生きるなら、人間らしく自分らしく生きようとおっしゃってます。どうやるかって?自然とのふれあいが鍵か..
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『金閣炎上』水上勉NHKのアナザーストーリーズをみたので、著者の作品をよんだ 放火して自滅しようとしたのはなぜか。トリガーは大学の望む学科に入れなかったことかもしれないが、状況として戦争の影響が大きいですね。養賢..
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「奇縁まんだら」 瀬戸内寂聴最近発刊された文庫本をよみました。作家や芸術家の秘密のお話がおもしろい。いろんな方のなかで水上勉がきになりました。仏教にかんする小説を書かれているので、読んでみようと思います。
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「雁の寺」 水上勉50年前の作品。悲しい物語。慈念が無念です。人として生きるためには母親の愛が必要だということですね。それはそうと、話の中にときどき登場する生臭坊主のたぐいは残念ながら今も絶えていないようです。
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「飢餓海峡」 水上勉おもしろい。すばらしい! 半分くらいから後は一気によみきりました。人間の本性がいろんなばめんで出てきてほんとに良い作品だとおもいました。八重のような女の人、いまもどこかにいるのかなあ。いるだろうなあ。..
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「木綿恋い記」 水上勉よい物語でした。敗戦後の日本のひとたちがどんなに惨めな生活をして、そのなかから強く生き抜いてきたかわかります。なぜかしら、そのころの状況が今と似ているような気もします。ただ、今は良い方でなく、悪い方へ..
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「白蛇抄」 水上勉お寺でのドロドロ物語です。うつくしいものときたないものが対比され、ほんとにみごとな描写でスルスルスルっと絹のように書かれています。
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「泥の花」 水上勉著者の晩年に口述されたものが本になったもの。少年時代からの大変な苦労がわかりますね。日本が戦争にまけて後、100年はたちあがれないだろうと指摘されています。たしかに70年が経過しようとしてますが、自慢..
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「波の暦」 水上勉正しくすなおに生きる女優の物語。だますよりだまされるほうがまだましですもんね。それにしても香西みたいな世渡り上手な奴はどこにでものさばっていますね、わるびれることなく。なんとかしてギャフンといわしたい..
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「紅花物語」 水上勉舞妓さんらが唇につける紅。ただの口紅とはちがうんですね。かなしい、でもたくましい一途な女性”とく”さんがでてきます。大正から昭和へ変わるころの京都のようすもうかがえ、とても勉強になります。
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「弥陀の舞」 水上勉感動しました。最後の場面は泣いてしまいます。すべて言うことがよいことではないんですね。上林弥平は紙漉きの師匠であると同時にその心は仏だったのですね。日清戦争のころの日本のようすも勉強になりました。すば..
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