記事「永井荷風」 の 検索結果 74 件
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「濹東綺譚」永井荷風著先日、東京ステーションギャラリーの「春陽会誕生100年 それぞれの闘い」展に出向いたが、その時に木村荘八が永井荷風の『濹東綺譚』が新聞小説になる時に、描いた挿絵が何枚か展観されていた。 (春陽会展..
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「ふらんす物語」永井荷風著永井荷風の作品は私にはあわないが、「あめりか物語」はそれなりに面白かったので、いつか、この本を読もうと思っていた。なお「あめりか物語」の読後感はここに掲載している。 https://mirakud..
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永井荷風「すみだ川」〈悲哀の美感〉(令和5年4月8日)今戸橋を渡りかけた時、掌でぴしゃりと横面を張撲るやうな河風。思わず寒さに胴顫ひすると同時に長吉は咽喉の奥から、今までは記憶してゐるとも心付かずにゐた浄瑠璃の一節がわれ知らずに流れ出るのに驚いた。➰今..
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2264 「力こめてボール打つ」 寒い朝でも(満開の紅梅) 今月6日のブログで、「寒の入り」のことに触れています。その中で歳時記を引用、「大寒よりも小寒のころの方が寒いと感じることもあるそうです」と書きました。当日は私の住む地域でも最低気温が..
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お守り言葉が盛んなわけ鶴見俊輔著「言葉のお守り的使用法について」は、短い論考ながら小難しい内容である。「お守り言葉」の視点は鋭い。戦後日本人の考え方は、戦前・戦中のそれと変わらないのではないかと思えてくる。 鶴見..
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我慢が出来ぬ 我慢がならぬ東京は今年初めての猛暑日だとか。 病み上がりの体には堪える一日だった。 35度超えが猛暑日ならば、40度超えの日は何と表現するのだろう。 酷暑でもなし、激暑でもなし、熱暑でもなし、は..
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清洲橋今は建造物としての重要文化財である清洲橋を、小中学生の9年間、渡り続けて通学した。 関東大震災の震災復興事業として架けられたことなどは知る由もなく、徒歩であったり自転車であったり、また、秋葉原⇔..
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2227 目立たない枇杷の花 鳥居耀蔵の逸話が示す生命力「枇杷の花」が咲いている。独特の香りがするが、あまり目立たない花だ。枇杷は房総館山周辺では名物ともいわれる。「枇杷」は夏の季語で、「枇杷の花」は冬の季語になる。俳句歳時記には「バラ科の常緑高木で11~..
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お守りことば哲学者の鶴見俊輔さんに、「言葉のお守り的使用法について」と題する論考がある。 1946年(昭和21)に創刊された『思想の科学』に掲載された論文らしい。 文章量は多くない。昨年の暮れから読み始めて..
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「あめりか物語」 永井荷風 著永井荷風のこの本と「ふらんす物語」は読んでみたいと思っていたのだが、先日読んだ「歴史を学ぶということ」(入江昭著)で、歴史を学ぶのに良い本として、この本があげられていたこともあり、手に取る。谷崎潤一郎..
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ぼんやりした不安安倍晋三元首相が凶弾に斃れた。にわかに信じがたい情報である。谷山電停前で南日本新聞社が号外を配っていた。「安倍元首相心肺停止 拳銃で撃たれる」。事実であった。 ほんの少し前、朝日新聞のホームページ..
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永井荷風 濹東綺譚40代の時、映画で見た。 山本富士子、芥川比呂志の映画も、墨田ユキ、津川雅彦の映画も見た。 山本富士子は娼婦をうまく演じながらどこか品があり、魅力的で、感心した。 主人公はお雪という若い私娼..
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